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【和訳】英国国防省 ウクライナ情報 2024.12.05
Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine - 5 December 2024.
— Ministry of Defence 🇬🇧 (@DefenceHQ) December 5, 2024
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Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine - 5 December 2024
日本語訳
長期にわたるロシア・ウクライナ武力衝突におけるロシア軍の一日あたり平均人的損失数(死者と負傷者の合計数)であるが、2024年11月の一カ月間の数値が新記録に達した。ウクライナ軍参謀本部発表によると、11月の一カ月間、ロシア軍の一日あたり平均人的損失数は、1,523人だったとのことだ。これは、ロシア軍が三カ月連続で、一カ月間の一日あたり平均人的損失数の記録を更新し続けているということを示している。11月23日はまた、単一日の人的損失数の記録が更新された日で、その人数は2,030人である。2,000人を上回った人数が報告されたのは、今までで初めてのことだ。
2024年11月はまた、この戦争においてロシア軍が被った人的損失が最も多くなった一カ月だった可能性が高く、ウクライナ参謀本部は11月のロシア軍死傷者合計人数が45,680人だったことを伝えている。なお、2024年10月に記録されたロシア側死傷者数は、41,980人だった。ロシア軍にとって、11月は五カ月連続で月間合計人的損失数の記録が更新された月になった。
多大な死傷者数を出していることは、ロシア軍が今までよりもハイテンポに攻勢行動を進めていることを反映している可能性が高い。ロシア軍は現在、複数のウクライナ側防衛線に対して、圧力を強める動きを試みており、クルスク[Kursk]、クプヤンシク[Kupiansk]、ポクロウシク[Pokrovsk]、ヴェリカ・ノヴォシルカ[Velyka Novosilka]といったいくつかの戦線において、ウクライナ軍を後退させようとしている。ロシア軍が複数の方面で装甲車両に搭乗させない歩兵による突撃を続けるなか、冬が到来したばかりではあるが、2024年12月もロシア側平均死傷者数が一日あたりで1,000人超の記録を出し続けていく可能性は高い。
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