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【和訳】英国国防省 ウクライナ情報 2024.10.21

UK DEFENCE INTELLIGENCE:
Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine - 21 October 2024

日本語訳

  • 2024年10月7日、ロシア・メディアは、検察当局が2024年4月にすでに告訴されている元国防次官ティムール・イワノフを別容疑で新たに告訴したことを報じた。彼にかけられた容疑のうち最初のものは、2億ルーブル(200万米ドル程度)の横領とされるもので、ケルチ海峡のフェリー航路上で運航される2隻の船舶の調達に関するものだ。なお、これらの船舶は後日のことになるが、この戦争のなかで損傷を被っている。二つ目の容疑は、インテルコンメルツ銀行[Interkommerts bank]から30億ルーブル(2億ドル程度)、横領したとされるもので、外国通貨の購入を促した、もしくはそれを指示した際に行われたとされている。

  • ロシア国防当局の元高官に容疑をかけることが、積み重なるように続いている。これは、閣僚級もしくはそれと同等の政府当局者より格下の高官が行った横領に対して、現状、大規模に取り締まりを行っているとされるものの一部である。

  • ロシア・メディアはまた、将官級の階級をもつ8人の当局者が政府機関での地位を解任されたことも報じた。この政府機関には、ロシア連邦捜査委員会、ロシア非常事態省、ロシア連邦刑執行庁が含まれている。ロシアの独立系メディアは、汚職容疑での告訴が差し迫っているから、この解任が起きたのではないかと推測している。もし事実なら、これは、これまで国防当局に特化されていた汚職取り締まりが、ほかにも広がりつつあることを示す兆候とみなすことができるかもしれない。

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