【和訳】英国国防省 ウクライナ情報 21.08.2023
日本語訳:
戦時下の現実に直面して、ロシアは自軍組織の拡張を進めている。新たな部隊編制が一つつくられている可能性は極めて高い。それは第18諸兵科連合軍(18 CAA)である。
この部隊は現在ヘルソン州で任務に就いている既存編制下部隊以外の部隊を統合・強化したものである可能性が高く、そこには第22軍団も含まれている。この第22軍団は普段、占領下クリミアのロシア軍駐留軍として配置されている部隊である。
18 CAAは主として動員兵で構成され、ウクライナ南部の防衛・治安維持任務に重点を置くことになる可能性が高い。ロシアの意図は、相対的に経験豊富な部隊を自由にして、重要な作戦軸で戦闘させることにあると思われる。この結果、空挺部隊が最近ヘルソンから、激しい交戦が続くオリヒウ方面に再展開することになった可能性があり、その可能性は現実的にみてありえることだ。