【SNS投稿和訳】ロシア領クルスク州内で進むロシア軍防御陣地構築(ウクライナ軍元将校Tatarigami氏 | 日本時間2024年8月24日5時24分投稿)
以下は、上記リンク先から始まるX連続投稿(日本時間2024年8月24日5時24分投稿)の日本語訳である。また、投稿者のTatarigami氏[*注:ハンドル名]は、ウクライナ軍元将校で、ウクライナを拠点とする戦争分析チーム“Frontelligence Insight(フロンテリジェンス・インサイト)”の設立者でもある。
なお、本翻訳記事で使用した画像は、Tatarigami氏のX投稿に添付されているものを転載した。
日本語訳
フロンテリジェンス・インサイトの地理空間情報分析によって、クルスク州内、クルチャトフ[Kurchatov]のクルスク原子力発電所から南と南西の方向に位置する地点で、ロシア軍が防衛線の構築を続けていることが明らかになった。
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[*注:上記リンク先の動画を参照]クルスク原子力発電所から10キロメートル程度南方に位置するドルギー[Dorgii]という集落付近における防衛線構築の初期段階が、8月14日の衛星画像によって視認できる。8月18日までの時点において、塹壕は増強されつつあった。
最初の数日間で塹壕を掘る第一段階が完了したのち、ロシア軍は必要な機材と物資を確保し、丸太や木材を使って塹壕を強化した。衛星画像[*注:上記画像]で、この地区に複数のショベルカーが存在している様子が確認できる。
私たちのチームが公に開示しにくいと考えている数点の指標には、ロシア軍が樹木線の内側にも防御網をつくっていることを示す手がかりがある。樹木の茂みによって、このような防御網は衛星画像で簡単に視認できず、それゆえ、防御網は想定以上に広がっている可能性がある。
野戦防御陣地は深刻な障害物になりうるとはいえ、これらが有効に機能するかどうかは、ここに配置されるのが、経験豊富な熟練兵か訓練不足の徴集兵かによって決まる。私たちはまた、ロシア軍が自国の州内にどの程度を地雷を設置するつもりなのかも分かっていない。
結論として、私たちのチームはこれらの野戦防御陣地が拡張されていくことを予想している。というのも、ロシア軍はウクライナ軍部隊の前進が遅くなっているのを利用して、リソースを集めているからだ。陣地構築を完了し、ウクライナ軍を食い止めるための組織だった防御を構築するのに必要な時間が、ロシア軍に十分にあるかどうかは、依然として不明だ。
「Liberty Ukraine Foundation」を支援することを検討してください[*注:以下リンク先から寄付可能]。この団体はウクライナ軍将兵のために資金を集め、ショベルカーのような装備の供与を行っています。不幸な話ですが、ロシアは防御網構築用のリソースを集める点で、今でもかなり優位な立場にあります。
また、防衛網のマッピングに関して、ブレイディ・アフリック氏に特に感謝申し上げます。
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