【和訳】英国国防省 ウクライナ情報 31.03.2024
日本語訳
ここ最近の画像を分析することで、ノヴォロシースク港の黒海艦隊施設の入口箇所に艀(はしけ)が4隻、配置されていることが特定されている。これは港湾防御を強化する措置の一環で、ウクライナ軍の無人水上艇(USV)による攻撃に備えることを目的としている。
本来、黒海艦隊の母港であるセヴァストポリへのウクライナ軍による攻撃のリスクが高まっているため、ノヴォロシースク港は現在、黒海艦隊の最も高価値なアセットを防護するという、極めて重要な役割を担っている。
黒海艦隊の前司令官ヴィクトル・ソコロフ海軍大将が解任されたのは、ロシア側対象に対する攻撃へのウクライナ軍のUSV使用が、海上と港湾内の双方で何回か成功したのちのことだった。ソコロフの後任者であるセルゲイ・ピンチュク海軍中将が、予防的な防護措置をさらに進めることで、ロシア軍艦艇が生き残る可能性を向上させていこうとする可能性は高く、その措置には、港湾施設の入口箇所の間隙を狭くする対応も含まれている。