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【和訳】英国国防省 ウクライナ情報 2024.08.21
Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine - 21 August 2024.
— Ministry of Defence 🇬🇧 (@DefenceHQ) August 21, 2024
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Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine - 21 August 2024
日本語訳
ロシアの調査報道メディア「重要な話[Vazhnyye Istorii]」の報道によると、ウクライナ軍のクルスク州進攻に対する防衛のために配置された部隊のなかに、珍しいことだが、航空宇宙軍(VKS)の要員によって構成された特殊な自動車化狙撃連隊が1個存在しているということだ。この自動車化狙撃連隊は2024年5月に編成され、ロシア軍北部部隊集団の指揮下に置かれていると報じられている。
報道によると、VKSからの人員で構成された、この自動車化狙撃連隊には、早期警戒レーダーのオペレーターや長距離重爆撃機連隊所属のような、以前、専門的な任務に就いていた人員が含まれているとのことだ。以前はかなり重要度の高い領域にいた人材を引き抜いて転用することは、継続する兵力不足を明らかに示している可能性が高い。このような人材を歩兵として使うことは、人材の誤った使い方でもあり、このことは、クルスク州におけるロシア軍の領土奪還能力を低下させることにつながる可能性がある。
ウクライナに対する大規模消耗戦を持続させるため、ロシアは新たな部隊の設立を続け、もっと多くの兵員の募集を続けている。大規模消耗戦の結果としての高い死傷率は、前線の歩兵要員を継続的に埋め合わせる必要がロシアにあることを意味している。そして、このことによって、ロシアがもっと有能な部隊をつくり出す能力は、ほぼ確実に制約され続けている。