友達が 1人もいない マイライフ
私には友達が1人もいない・・・そう0人である。人生で誰かに賞賛された回数0。モテた回数も0という多種多様な零が乱立する我が生涯においてその恥辱の玉座に堂々と君臨し続ける記録こそが友達が0の称号である。
世の友達がいないと豪語する人々のほとんんどは本当は1人や2人いるにもかかわらず自虐の面白味を加味するためにその友人たちの存在を他者の前であえて闇に葬り去り己の注目度をあげようとするけしからぬ嘘を吹いて回っているが私には本当にいないのである。
私に友達がいない最大の要因はメビウスの輪のようにねじ曲がった私の性格およびカビの生えた人間性でしかないのだが私は長きに渡り友達がいないことを恥だと思ってきた。高校の入学当初のころは友達を作ろうと本来の自分の性格と真逆のパラレルワールドの私を演じ精神に多大なる歪みが生じ、夏になるころには学校のあらゆるトイレの個室にセミの抜け殻を置いて回る奇行へと走っていた。
そしての血みどろの10代、血で血を洗う20代をなんやかんやとダラダラ過ごし現在に至るまで友達が1人もいないためもはや作ることを諦めてむしろ誇ることにした。なんなら世の人間たちが友達に使っているエネルギーの全てを己のためだけに使うことのできる私は生物として優秀なのだというマイセルフ洗脳を経た結果私は今ピンピンしている。
友達が1人もいなくてよかったと死ぬときに言えるように頑張って生きよう。応援して欲しい。
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