死への恐怖がなければ
痛みを感じることが無ければ、相手の痛みもわからない。
悲しむことを止められていたならば、悲しむことがない。
苦しみを知ったならば、それから逃げる方法を見つけようとします。
愛されることがなかったら、愛しかたがわからないのです。
愛しかたがわからなかったら、人を傷つけてしまうのです。
死ぬことが怖くなかったならば、生きる事への執着もなくなります。
生きる事への執着は、愛されて愛することが必要です。
愛されたならば、愛しかたを学ぶことができるのです。
愛することを知ったならば、人を傷つけることもなくなり、苦しみに立ち向かう勇気が湧き、悲しみに寄り添い痛みを自分の事のように感じることができるのです。
生きていれば愛することができるのです。
死んでしまえば愛することができなくなるのです。
愛は理屈ではありません。自分より相手のことを大切にしたいと思う気持ち。
相手のことを思う余りに上手くいかないこともあります。正しい判断ができないこともあります。
正解はわかりませんが、我輩は可愛い老夫婦になることだと思っています。