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月のうさぎさんはお尻でお餅を突いているんだよ。
おきあがりこぼしお月様のお話
昔々、宇宙には、ちょっぴりおませなお月様と、大きな地球が仲良く暮らしていました。お月様は、地球の周りをぐるぐる回るのが大好きで、いつも楽しそうに踊っていました。
ある日、お月様は地球に「ねえねえ、地球さん。どうしていつもわたしの同じ面しか見れないの?」と不思議そうに質問しました。
地球さんは、にっこりと笑ってこう答えました。
「それはね、お月様が私にお尻ばかり見せているからだよ。お月様は、お尻に重たい部分があって、それが私の方にいつも向いているんだ。だから、お月様はいつも同じ面しか見せてくれないんだよ」
お月様は、地球さんの話を聞いて、もっと知りたくなりました。「どうして、お月様の重たい部分がいつも地球の方に向いているの?」と質問すると、地球さんはこう説明しました。
「それはね、お月様がおきあがりこぼしみたいだからだよ。お月様の重たい部分は、おきあがりこぼしのお尻みたいなもので、私がお月様のお尻を優しく引っ張っているから、お月様はいつも同じ面を私に見せているんだ」
お月様は、地球さんの話を聞いて、なるほどと納得しました。「私は、地球さんのことが大好きだから、いつも地球さんの顔を見たいよ。でも、重たい部分が邪魔をして、なかなかできないんだね」
地球さんは、お月様を優しく抱きしめました。「大丈夫だよ。お月様は、いつも私のそばにいてくれるだけで嬉しいよ。これからも、一緒に宇宙で楽しく暮らそうね」
お月様は、地球さんの温かい心に触れて、嬉しくてたまらなくなりました。
そして、これからも地球さんと一緒に、宇宙のどこかで輝き続けることを誓ったのでした。
ポイント
比喩を使って分かりやすく: おきあがりこぼしに例えることで、月が地球に同じ面を向けている理由を視覚的に理解しやすくしました。
登場人物に感情を込める: 月と地球に感情を持たせることで、子どもたちが物語に感情移入しやすくなります。
科学的な根拠を分かりやすく: 重力による影響を、お尻を引っ張るというシンプルな言葉で表現することで、科学的な概念を分かりやすく説明しています。
このお話を通して、子どもたちは、月と地球の関係性だけでなく、科学的な現象にも興味を持つことができるでしょう。
この話は科学的に証明されている話ではありませんが、わたしはこの話が大好きです。
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