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どんな質問にも答えてくれる学校あったらいいな(あいさつ編)

「先生、おはようございます」
「あっさん、おはようございます」

「先生、なんで朝の挨拶をするのですか?」
「それはね。良い事を習慣にする為だよ。朝起きたら『おはようございます』と言って起きた事を確認する。歯を磨いて顔を洗って身支度をして朝食を食べて出かける。同じ手順、同じ事を習慣にできていれば煩わしさが無くなるんだよ。学校にきたら先生だけじゃなくてみんなに挨拶するんだ。挨拶は、人に会った時の良い習慣なんだ」

「良い習慣ってなんですか?」
「それはね。習慣って奴は同じ事があった時に同じ行動をする事を言うんだけれど、選択肢がいくつかある時に悪い選択と良い選択があっていつも良い選択をする事なんだよ。例えばお母さんに「早く寝ないから早く起きれないのよ。いつもいつもギリギリに起きて慌てて行くから忘れ物が多いの」と毎朝、怒られていたとしましょう。それはお母さんの悪い習慣にもなっているけれども小言を言われている子供も悪い習慣になっているんだ。
お母さんは、良い習慣にしようと怒らない事にしました。そして『忘れ物をしないようにしたいのならば前の日に次の日の準備をしてから寝るようにしなさい』と言うようにしたんだ。寝る前に次の日の準備する事が習慣になるまで言い続けたんだ」
「先生、良い習慣って難しい」
「だからお勉強するんだ」

「先生、なんで戦争はあるのですか?」
「それはね。平和を望んでいない人がいるからなんだよ」
「なんで、平和を望まないのですか?」
「それはね、戦争を望んでいるからだよ」

「先生、なんで人は死ぬのですか?」
「それはね。いつまでも生きていたらやる事がなくなるからなんだよ」
「やる事がなくなったら死ぬのですか?」
「それは違う。やる事は死ぬまであります。絶対にありますからそれをするまで死んではいけないんだ」
「私のする事はなんですか?」
「これから先選択しなければならない事がたくさん出てきます。生き続ける選択をするのがあなたのやるべき事です」
「生き続けると何か良い事があるのですか?」
「それはね。私とお話ができます。お父さんお母さんとお話ができます。お友達とも、それからたくさんの人と出会います。たくさんの人とお話ができます。おじいちゃん、おばあちゃんあなたの身の回りにお話ができる人は何人いますか?死んでしまったらお話をする事はできません。生き続けるとお話ができます」
「お話する人が誰もいなかったらどうすればいいの?」
「それがあなたがしなければならない事なんです。お話する相手に気づいてください。必ずいます。たくさんいなくても一人いれば大丈夫。それがあなたの運命の人なんです」

こんな学校あったらいいな応募作品ですがちょっと、大人向けになっちゃいました。