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宝くじ

売り上げが伸びない、売り上げが下がった。
個人事業主にとっては死活問題です。
必死になってやるだけのことはやったのに成果が出ない。

慰めもアドバイスもいりません。
売り上げを伸ばしてください。
自分にノルマを科すのは自分に厳しくするためです。

と言う。声にお答えします。

宝くじを買うよりも宝くじを売る側になりましょう。
と言っても、実際の宝くじを売ることは法律で禁止されています。

そこで、宝くじを分析してみましょう。

宝くじはギャンブルではありません。当せん金付証票法に基づき発行される富くじです。もちろん民間人が富くじを発行することはできません。

富くじは、江戸時代にお寺を建てる、または修理するために寄付を募りました。ただ募るのでは無く富突きと言って自分の買った富くじ番号と箱の中に入っている小片の木に書かれた数字を錐で突き、一致すれば当選です。

お寺に寄付している気持ちは薄れ、富くじは飛ぶように売れたのでした。

江戸時代の人は何を買ったのでしょうか?
夢です。当選金で自分の夢を叶えたいと思ったのでしょう。

現代人も同じです。宝くじは戦後の復興や震災からの復興に使われました。
復興の寄付をしている気持ちよりも当選金目当てで買うのです。

宝くじを買って生活資金に当てようとは思わないのです。ギャンブルのプロは宝くじを買いません。

印税生活は宝くじと同じです。

宝くじを買う側にいますか?宝くじを売る側にいますか?

宝くじを売るのは大変です。なぜなら、当選金の総額は販売額の5割を超えてはならないと決められていますので買った人が儲かることはないのです。

それでも宝くじが売れるのは夢を売っているからです。

夢を売りましょう。

働いて税金を納めているのは社会のためになっていると思うからです。
政治家は国民の夢を実現するために働くのです。働いて宝くじが給料だったならばと想像してみましょう。買い物も宝くじで額面通りの金額が使えるのです。

紙幣や硬貨は宝くじと同じです。国がその額面を保証しているのです。たくさんのお金が必要だからと宝くじをたくさん発行して誰も買わなければどうなるでしょうか?

宝くじを売る側になりましょう。
私は普通に正論をつらぬきます。

それが宝くじを賭け事にしない売り方だと思うのです。