出る杭は打たれる
写真は和歌山串本橋杭岩です。
なぜ、出る杭は打たれるのでしょうか?
それは、「陽徳」だからです。
「陰徳」であれば打たれる事はありません。徳を積む事は良いことです。でも徳には2種類あって、感謝されたり褒められたりするとせっかく良い事をしても「陽徳」といって徳を積んだ事にはなりません。
誰にも気づかれずに良い事をすると「陰徳」といって徳を積む事ができるのです。「徳を積む」と天からの贈り物があります。運命が良い方に向かうのです。悪い事をすると悪行を重ねる事になります。
悪行を重ねると軽い罪が無罪に思えてまたしてしまうのです。徳を積む考えが無くなり運命は悪い方に向かいます。悪い事をして良い結果になる事はありません。
良い事をして悪い結果になったとしても「陰徳」となって徳が積まれているのです。良い事をするのが徳を積む事なので結果に左右される事はありません。良い事をして良い結果を望むのは「陽徳」です。
「陽徳」は結果を望む事です。「陰徳」は良い事や善行を行った時点で完了です。「陰徳」は、他人に評価を望みません。
出る杭は「陽徳」なのです。善行を行っても評価を望んではいけません。
「陰徳」は、難しいのです。目立ってはいけません。犠牲者を作ってはいけません。恨まれてはいけません。出る杭になってはいけないのです。
打たれたら引っ込めば良いのです。引っ込みすぎてはいけません。徳を積んでいるのですから天は悪いことにはしません。落ち込む事は無いのです。
気づかれず、善行を行う事が徳を積む事になるのです。徳を積む事で運命が好転するのです。やってみればすぐに結果が出ます。
悪行をしてはいけません。悪行の結果はすぐには出ません。その場は逃れることができても、まとめてどこかに現れるのです。
後悔して、悩んで、悔い改めて、善行を行って徳を積めば罪は消えます。徳を積む事を続ければ運命は好転するのです。
出る杭にはなりません。「陰徳」を行って運命を好転させます。