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想像と事実

今日の写真はシュロのたわしです。シュロは年々穫れなくなっています。シュロの製品の良さが見直されてきて需要が増えました。国産が不足しているので輸入をしています。たわしを輸入してそのまま販売する方法とシュロだけを使って針金を銅線からステンレスにする事で長持ちさせる会社があるのです。

高くても長持ちする製品を買っています。

人は想像と事実を混在させて生活しています。事実は変わりませんが想像は変わります。悲しいことに人は事実を想像でしか認識できていないのです。

事実を事実のまま想像できていれば何ら問題なく進んでいけるのですが、想像ですから自分に都合の良い、もしくは理解できる範囲で想像するのです。

想像で理解した事実を真実だと言っているから真実は複数あるのです。

アニメのコナン君が、「真実はいつもひとつ」と言っているのは自分が難問に答えた真実が正解だと言っているのであって人生の真実がひとつだとは言っていないのです。

真実だと信じ切っている事を間違っていると指摘しても変わることはないのです。事実を積み上げて説明しましょう。真実だと思っていた事が変化するのです。気づいていなかった事実に気づいて真実が変化するのです。

会話によって自分の真実を伝えても相手の真実が変化することはありません。自分が知っている事実を伝えて相手に気づいてもらう事が真実を変化させることになるのです。逆に自分の知らない事実を知らされて自分の真実が変化するのです。

会話をしても理解し合えないのならばそれは報告しただけのことです。

一方的に真実だと伝えて行動させるのは命令です。命令によって生じる結果の責任を取る人は命令を下した人です。命令によって行動する人は責任感が無くても良いのです。

命令を下す人の思い通りの結果にならないのは、命令が正しくなかったからです。その責任を取りたくないから結果を事実から歪めた真実として伝えようとするのです。

結果の事実を知りましょう。それを伝えるのが報道です。事実だと伝えても本当に事実なのか疑わしいのです。記者は真実を伝えようとするからです。

事実の羅列は読み辛いです。簡略化してしまうと真実になるのです。簡略化して良いのは共通の事実、常識です。義務教育で学ぶのはこの共通の事実と常識です。

高学歴になるとさらに高学歴の常識と共通の事実を学ぶのです。

学校給食の経験のない人や食育を学んでいない人に食の常識を省略して会話をすると伝わらないのです。学校給食のIT化を単純に人件費削減、コストダウンを目的にしたら安全、安心が疎かになるのです。

事実を知らず。真実だけで物作りを行うと受け取った人は自分の真実と異なると感じるのです。共通の事実を元にした製品である為には会話が必要です。

デザインを長時間かけて行ったからと言って高額とはならないのです。
共通の事実と真実があってのデザインでなければ有料にはならないのです。

芸人仲間では凄い芸だと思われていても一般に受け入れてもらえなければ売れない芸人になるのです。一般人を育てるのも芸人の仕事だと思うのです。

想像を事実に近づける事が未来を先取りすることになります。
事実を想像に近づけることはできません。
それは偽造、偽証、嘘、偽りです。

論理的思考と屁理屈は違います。論理的思考が誰にでも簡単にできたならば未来は大きく変わるでしょう。

簡単です。想像と事実を明確にするだけで良いのです。想像に振り回されずに事実を積み上げましょう。コツコツと一つずつ積み上げていきましょう。