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何でも無料の学校あったらいいな

僕の学校は何でも無料。

建物だって先生だって無料で利用できちゃうんだ。税金も使っていないから宣伝が行われるのが、うっとしいけどそれさえ我慢したら無料なんだ。

建物には「お買い物は、地元のあっちゃん商店に」とか「歯が痛くなったらすぐいっちゃん歯科へ」とか書かれた垂幕が、時間ごとに変えられてひらひらとならないように足元にある大きな石像にくくられています。もちろんその石像もスポンサーのうっちゃんの立像です。地元の広告代理店が寄付して建てられた建物ですから垂幕も大事な収入源にしています。時間毎の曜日毎に単価は違っていて。金曜、土曜の放課後は特に高くなってます。

朝礼は先生の「朝はパン、昼もパン、夜もパンでお馴染みのえっちゃんパンをよろしく」で始まります。先生の給料も広告代理店から入りますのでコマーシャルが時々先生の口から出ますが、その内容もタイミングも広告代理店の人が決めます。

教科書も下半分は広告です。でも人気があるのです。なぜならパラパラ漫画になっていて楽しくて感動する広告になっているからです。

給食も無料。これも税金は使っていません。日本の食料の自給率100パーセンを目指す農協が、海外から安く輸入するならば無料で日本の学校へ提供できるように農協の利益の一部を使って給食無料プロジェクトを立ち上げ研究に研究を重ねて廃棄していた過剰農作物を加工、冷蔵、自給自足を制度化して輸送コストを見直す事で給食費の無料化が実現できたのです。

食料の100%自給は実現できませんでしたが、経済戦争で輸入できなくなっても餓死する事は無くなりました。

備品は、全て寄付です。ですから全てに広告がついています。学校で使ってもらうことによって同じ製品が家や会社にも使ってもらえることになり宣伝効果はテレビよりネットより井戸端会議よりも効果があるのです。

一企業独占とならないように広告代理店が調整します。その広告代理店は一般企業ではなく国が経営する国立広告代理店です。職員は税金からお給料をもらっていますが、学校の設立運営は全て民間からの寄付で賄うのです。

現物だけでは学校の運営は成り立ちません。現金も必要なのです。学校の行事は大きな収入源です。スポンサーに高い値段で買ってもらいます。子供の写真を親に代わって撮るサービスをする権利。場所取りをする権利。お弁当を売る権利に途中でコマーシャルをする権利にコマーシャルを作る代金も学校の運営の為に使われます。

先生は授業の途中のコマシャールを言う以外の宣伝行為は禁止されています。クラブ活動や指導の為の時間はスポンサーがつくのです。プロ野球やプロサッカーはその為の資金を提供して人材も提供します。

早い段階で正しい指導をすることでプロとなった時に安心して使える選手に育てることができるのです。

税金で縛られることなく誰でも自分にあった授業を受ける事ができるように生活支援金も与えられます。その代わり将来はそのスポンサーの中から働く会社や部門を選ばなくてはなりません。

弟子を取るスポンサーもあります。広告で弟子募集をするのです。弟子の間はお小遣いがもらえます。放課後は弟子の修行をします。若いうちから覚えないと身につかない業種があるからです。

税金で無償化だと言っても税金は国民が負担しています。その使い道が悪くてもわかりません。この方法だと学校を商品化してその利益で無償化するので無駄がありません。もちろんスポンサーになって支出したお金は全て非課税の控除対象ですから故郷納税よりも高い還元率で国民の為になります。

クリエーターのお仕事も学校と言う大きな市場を得て経済活動は活発になるでしょう。