フランスパンのクープつづき
フランスパンのクープのつづきです。
昨日、角度が平行じゃないと言いましたが………
徐々に角度を小さくしていくイメージです。
こうすることで、パンが膨らんでいく時に均等に切れ目に力がかかります。
クープを立てるのは大事ですが、おいしく焼けてればイイじゃないって私は思います。
しっかり熟成された生地で焼けばおいしいフランスパンになりますよね。
また、適度にクープの開いたフランスパンは大概おいしいのも事実です。
つまり目的と手段を取り違えないで欲しいです。
特に、ご家庭でパンを焼いてる方は昔のオーブンで焼いているとクープが立ちませんよね。
これは、オーブンに力がないからです。こんな場合はパンのサイズを小さくしたり、天板ごと余熱したりと工夫をしなくてはいけません。
スチームも出ないので霧吹きを使ったりと大変です。
一方、フランスパン専用窯などは馬力があり、気にしなくたってクープは立ちます。
でも、美味しいパンを作るのはオーブンの機能だけではありません。
しっかり熟成させることで美味しい生地をつくることこのことの方がすごく大事です。
その上で、クープのことを考えるようにしましょう。