千年戦争アイギス 国家体制を整理・小国編
『千年戦争アイギス』の国家体制を整理したくなったシリーズ。その1で設定した定義を改めて確認。
千年戦争(前):英雄王VS魔王の戦いの時代
千年戦争(後):王子VS魔王の戦いの時代
新たなる千年戦争:王子VS魔王の戦い以降の時代
王国、白の帝国、砂漠の国、東の国、華の国、北の大国を「大国」とする
それ以外の人間国家を「小国」とする
人間以外の種族による国家・コミュニティを「亜人国家」とする
神(亜神)の支配領域に関してはまた別枠とする
国家体制と言っているが、正確には「推定自治体組織など国ではないかもを含む」となる。ご了承を。
それでは、今回は「小国」を見ていこう。
※イベントなどで登場する国家は良いのですが、プレイアブルキャラクターの交流エピソード内で1行だけ「●●の国出身だが滅びた」等と書かれているのみの設定も多く、ソシャゲという性質上「持っていないキャラの交流エピソードを確認できていない」ため、漏れが多発すると思われます(持っているキャラは見落とさないとは言っていない)。お気づきの点はお気楽にご指摘ください
※プリンセス以外で描写的に「王国ではないどこかの国出身としか考えられない」キャラクターでも、イベントや交流会話などで「その国の存在が明言されていない」場合は省いています
●魔法都市
位置関係不明。「王国」から近隣範囲内の可能性が高いか。長い間伝説の都市とされ、実在が疑われていた。アビーという「王国」の兵士が他国との交流状況を並べる際に名前が挙がるので、推定都市国家と思われる。
空中に浮遊する都市である可能性と、高所に建設されているだけで地上と繋がっている都市である可能性あり。
位置関係不明というのは「地上にある魔法都市への転送陣が設置されている場所」と「魔法都市そのものの場所」の両方を指す。都市が空中浮遊型だった場合、一箇所に滞空しているのか、移動しているのかなども不明。
「千年戦争(前)」の終結直後に、魔術師たちが集まって都市に結界を張りその姿を隠したとされている。魔法都市を作った皇族という存在がいた事も確認されており、その末裔として魔法皇女エステルがいる。だが、この皇族というものの詳細は不確かで、「千年戦争(前)時代に存在した何らかの帝国の皇族が魔法都市を作った」のか、「魔法都市が出来た際に皇帝制度を採用し、その皇族の末裔がエステルなのか」は不明。伝説の都市化した後も外から辿り付き、そのまま居ついた者はいたようだ。
「千年戦争(後)」では人類より先に魔物に発見され、蹂躙される。「王子軍」が到着し、わずかな生き残りの救出に成功するが人的被害は凄まじかったようだ。
「王子軍」による解放後は「王国」と友好関係を築いているようだが、皇女エステルが統治に関わっているのかなどの詳細は不明。
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●ジャングル
位置関係不明。辺境にあるとされるが、「王国」の領土内の辺境という意味である可能性は低そうだ。人間による集落が存在する他、オークやトロルなどが部族単位で拠点を築いていると考えられる。通常のジャングルとグルメジャングルと呼ばれる特異地域は別エリア。
非人間系は別記事に回すが、人間の拠点としては村規模であり、国家のような統治体制は存在していないと思われる。
呪術師ミトラはジャングルを代表する長の一人だと思われるが、その権力範囲は不明。彼女の一族は魔界とのゲートを封印するアイギスの神器を守る役割を代々担っていたが、「千年戦争(後)」の際に魔物の襲撃にあい、神器を奪い去られている。「王子軍」による救援後は、神器の守護者という役割がなくなり「王国」の盟友となった。
グルメジャングルは別枠と述べたが、通常のジャングルと呼ばれる地域すらも複数個所に存在してそうでもあり、その全容は明らかになっていない。
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●鋼の都
「王国」から海路でしかいけない場所にある都市国家。その西側には未開拓エリアが広がっているようなので、「王国」とは異なる大陸の東沿岸部にある可能性が高い。
工業に特化した都市として、機械産業が発達している。科学&化学分野の先進性も高い。
「千年戦争(後)」勃発時までは「王国」と交流があったが、通信が途絶えていた。「王子軍」が訪れた際には荒廃しており、「千年戦争(後)」による魔物の大襲撃を受けていたことが判明している。「王子軍」による解放後の統治体制は不明だが、軍事面においては蒸気機械を利用した騎士団と、水中活動可能な騎士団が中核のようだ。貴族制度がある(あった)事は判明しているが、王族がいるのか、現支配者なのかなどは不明。
鋼の都から少し離れた西部開拓エリアの入り口付近(推定)に大監獄があり、多くの犯罪人が収容されていたが「新たなる千年戦争」後に大脱走事件が起きている。
西部未開拓エリアはまだ情報開示が少なく、国家体制などは謎に包まれている。鋼の都から派遣された駐屯軍が存在することは確認されている。
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●叡智の園
北の大国のさらに先、豪雪地帯を抜けた先に存在し、賢者達が隠棲する里。記録からも記憶からも抹消されているとされるが、魔法都市には記録を残す研究者がいた。北の大国の先は未開拓地帯が広がっているという話もあるが、そういう意味で未開拓地帯なのかもしれない。
大賢者を頂点とする隠れ里だが大賢者は外部へ姿を見せることは無く、賢者アナベラが代理として実質的なリーダーとなっている。直接的な軍隊は持たないがゴーレムをはじめとする防衛システムは充実している。
「千年戦争(前)」に大きく関わった賢者達が人類には過剰すぎると判断した叡智を封印することを決断し隠れ里となったようだが、実情はまた異なるとの話も。自動人形ルインはその時期に製造されている。
「王子軍」の訪問と天界軍の襲来が重なったことにより、「王子軍」は叡智の園防衛戦に参戦、天界軍の撃退後は「王国」と友好関係となり、「王国」から防衛のための常駐軍が派遣されるようになった。
古代文明の遺産である禁書庫の知識と、賢者たち自身の参戦の双方で「新たなる千年戦争」における「王子軍」の一翼となる。
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●シェリーの国
王女シェリーの所属する国。しきたりの多い国らしい。リリアの国と元は同じ国家だったのが2つに分かれたという話もある。
●リリアの国
王女リリアの所属する国。緑豊かな国らしい。シェリーの国と元は同じ国家だったのが2つに分かれたという話もある。
●テミスの国
王女テミスが所属する国。しきたりの多い国らしい。南方諸国に位置するという話もあるが、南方諸国の詳細は不明。
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●アリスの国
王女アリスが所属する国。アリスの他、姉がいる。詳細不明。
●グレースの国
王女グレースが所属する国。詳細不明。
●シャールの国
貴族だったシャールが所属していた国。「千年戦争(後)」で滅亡。逃げ延びたシャールはドワーフの庇護を受ける。国家としての詳細は不明。
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●アネリアとイメリアの国
第一王女アネリアと第ニ王女イメリアが所属する国。「王国」から遠く離れた場所に位置し、かつては栄華を極めた大国だった模様。「千年戦争(後)」で滅亡するが、侵攻してきた魔物が人間の魂を抜き取って集めるタイプだったため、悪霊の都化こそしたものの、魂を奪い返すことで復活に成功している。
「王子軍」による解放後は、海賊や山賊となって魔物から逃れていた王女姉妹が復権し、復興指揮にあたっていると思われる。
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●クローディアの国
王女クローディアが所属する国。「王国」より遥か遠く離れた場所に位置する。「千年戦争(後)」において、クローディアは兄と共に魔物の侵攻を防いでいたが、頼みとしていた竜殺しの大剣の魔力が消えたため「王子軍」に救援を求めた。
その後の詳細は不明だが「王国」の友好国として健在とみるのが妥当か。
●ルイーズとフルーリオの国
王女ルイーズが所属する国。「千年戦争(後)」でほぼ滅亡。決定打は魔物の侵攻だがそれ以前から衰退著しい状況だったとの話も。最後に残った砦で全滅寸前のところを「王子軍」の救援がかろうじて間に合う。以降、「王国」と友好関係を築きながら復興中。フルーリオは同国所属の騎士。
●エレーヌの国
剣士エレーヌが所属する国。「千年戦争(後)」において巨人族と攻防を繰り広げており、対巨人城壁と巨人特化の封印の大剣を擁する。その防衛力からか他国との協調には消極的だったようだ。
エレーヌは封印の大剣の使い手だがその力が弱まっているタイミングで大襲撃に合う。最終的には駆けつけた「王子軍」と協力し巨人族の撃退に成功した。以降、「王国」とは友好関係と思われる。
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●ジュリアの国
王女ジュリアが所属する国。「千年戦争(後)」により崩壊するが、「王子軍」の救援が間に合い滅亡回避。「王国」の協力の下、復興中。
●テレーゼの国
シールダーのテレーゼが所属していた国(街)。「王国」からは遠いらしい。テレーゼは名家の令嬢にして防衛の要の戦士として「千年戦争(後)」における魔物の襲撃に対抗する。防衛戦は「王子軍」の救援が間に合い、テレーゼは「王国軍」に移籍する。この街はどこかの国家の一都市である可能性もなくはないが、独立都市国家と見るべきだろう。
●ヘイオスとデシウスの国
暗黒騎士ヘイオスの所属する国であり、魔王軍幹部デシウスが所属していた国。「千年戦争(後)」以前は王国とも交易があった、商業が盛んで古い街並みの残る美しい街だった。おそらく都市国家か。「千年戦争(後)」で甚大な被害を受けるが滅亡は逃れた。この襲撃は女神ケラウノスの意思が働いていたことが確認されている。
街は団長となったヘイオスを中心に復興が進んだが、デシウスは復讐の旅へと出た因果の果て、魔王軍幹部となった。
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●レティシアの国
レティシアが所属する国。「王国」外の何らかの国の領地にある街らしい。父が領主であり葡萄および葡萄酒の名産地。「千年戦争(後)」で甚大な被害を受けるが滅亡は免れて復興中。
●エクスの国
神官戦士エクスの所属する国。「千年戦争(後)」においては、女神アイギスを奉じる神官戦士団を率いて街防衛に尽力。「王子軍」の救援が間に合い難を逃れる。
この街は「王国」領土内説もあるが、エクスを頂点とする宗教系都市国家の可能性もある。「王国」は女神アイギス信仰が薄れて神殿も放置気味だった事を考えると、女神アイギス信仰が盛んな都市国家の街を「王子軍」が救援し、女神アイギス教本家の「王国」へ移籍したというのは考えすぎか。
●フィロの国
騎士フィロの所属する国(街)。神殿がある。「王国」とは協力関係。都市国家と思われるが、フィロとの交流からは全てを都市国家という概念で処理せずに、独立都市や自由都市という概念もこの世界にはあるかもしれないともうかがえる。
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●レーレンの国
錬金術士レーレンは某国の国家公認錬金術士だったので、錬金術を国策にしている国家が存在しているようだが詳細は不明。
●アルティアの国
ソルジャーのアルティアが所属していた国。「千年戦争(後)」で魔物に襲撃された際にアルティアは家族と共に脱出した。国家としての詳細は滅亡したのか否かも含めて不明。
●アメリの国
航海士アメリが所属していた国。徴兵制で陸・海の軍学校がある。「千年戦争(後)」による影響などの詳細は不明。
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●ラテリアの国
剣士ラテリアが所属していた国。西方にあり、領土内に島を有する。島には獣狩りの一族が暮らしており、ラテリアも一員だったが、父の死をきっかけに出国した。この国の「千年戦争(後)」における影響は不明。
●リュリュの国
魔女リュリュが所属していた国。雪国との事だが、「王国」の雪原地帯や北の大国などとの位置関係は不明。「千年戦争(後)」による影響も不明。
●ノストラの国
商人ノストラが所属していた国。北国で雪山がある。ノストラは村に住んでいたが、闇組織に所属する事になった。リュリュの雪国や北の大国との関係性、「千年戦争(後)」による影響などは不明。
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●リュプルの国
道化師リュプルが所属していた国。ウサギは幸せを運ぶ動物とする風習がある。「千年戦争(後)」による影響などは不明。
●ヴァレリーの国
魔術師ヴァレリーが所属していた国。ヴァレリーは魔法の使い手として忌避され迫害を受けていた模様。「千年戦争(後)」で大きな被害を受けたようだが滅亡したか否かは不明。
●ボリスの国
技師ボリスが所属していた国。ボリス曰く代わりはいくらでもいる味気ない一生産者だったらしいが、その発言から機械技術に力を入れていた国家とも読み取れる。「千年戦争(後)」による影響などは不明だが、普通に鋼の都出身の可能性もある。
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●コーネリアの国
暗黒騎士コーネリアが所属していた国。魔物たちに占領された街をコーネリアが(物語上は)単騎奪回したと思われる。が、国家としては滅亡している気がする。コーネリアは王族や貴族といった支配階層出身でない可能性が極めて高い。
●グローリアの国
剣士グローリアの所属していた国。「千年戦争(後)」で滅亡。滅ぼしたのはグレーターデーモンが率いる軍団だったと思われる。
●リーンベルの国
提督リーンベルが所属していた国。海軍を擁する国家だったが「千年戦争(後)」により、リーンベルの乗船艦を除いて滅亡。その艦も嵐で難破し、リーンベルは「王子軍」に救助される。
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●サブリナの国
私掠船長サブリナが所属していた国。「千年戦争(後)」で滅亡。サブリナは祖国滅亡後に海賊になってのち魔物に屈服して「魔物軍の私掠船長」になっているため、海に近い国だったのかもしれないが私掠船を運用していた国家だったのかは不明。
●エターナーの国
司祭エターナーが所属していた国。「千年戦争(後)」時に黒竜の襲撃を受けるがビショップ達と共に撃退に成功。しかしアンデッド化したドラコリッチが再び襲撃し、エターナー以外は全滅した。
●ジェイクとオスカーの国
冒険者ジェイクとオスカーが所属していた国。少なくとも都市と村があり、国軍は血統主義が強く村民出身は不利な体制だった模様。魔物討伐特化兵団を運用するなど、「千年戦争(後)」時もある程度の軍事力を保持していたようだが、現在は滅亡している。滅亡した直接原因は不明。
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●サリスの国
騎士サリスが所属していた国。「千年戦争(後)」においてヴァンパイア公爵に支配され、サリスも操り人形となる。ヴァンパイア公爵は「王子軍」によって退けられるが、国家としては滅亡。
●スキュレの国
王女スキュレが所属していた国。「千年戦争(後)」で滅亡。スキュレは王家が秘匿していた人間を魔物化する毒薬を使用して対抗していた。海に近い国家だったと推察される。
●メルヴィナの国
王女メルヴィナが所属していた国。「千年戦争(後)」で滅亡。メルヴィナは王家に伝わる呪われた魔剣を手にして対抗し、自身は生き残ったが国は救えなかった。
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●マーガレットの国
領主の家系の没落貴族であるマーガレットが所属していた国(領地)。「千年戦争(後)」で滅亡。外国ではなく「王国」領地の話である可能性もゼロではない。
●ロゼットの国
王女ロゼットが所属していた国。「千年戦争(後)」で滅亡。東の国と交流のある国家だったらしい。
●ダルクの国
暗黒騎士ダルクの所属していた国。「千年戦争(後)」で滅亡。ダルクは初代暗黒騎士団長に拾われ、暗黒騎士団所属となり初代団長を義父として慕うようになる。魔王軍直属の暗黒騎士団は後に出てくるデシウスの軍団であり、初代はまた別。
初代暗黒騎士団長は人間の孤児を拾って育てる傾向があったようだが、ユリナの事は強制的に傀儡として操っていたりと、なかなか謎が多い。ダルクの国を滅亡させた魔物は初代暗黒騎士団ではないと思われるが、その時その場所にいた理由などは不明。
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●イブキの国
航海士イブキが所属していた国。イブキは海軍元帥の座にあったが国家滅亡済。恐らくだが「千年戦争(後)」による滅亡だろう。アメリとイブキの出身国が同じである可能性もあるが何とも言えないところ。
●フラメルの国
神官戦士フラメルの所属していた国。「千年戦争(後)」で滅亡。
●リシェルテの国
剣士リシェルテが所属していた国。「千年戦争(後)」で滅亡。リシェルテは名家の令嬢だった。
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●アデライドの国
騎士アデライドが所属していた国。女王統治国家で、アデライドは王宮守護騎士として名を馳せた。「千年戦争(後)」で滅亡。善政を敷く国だった模様。
●リムリィの国
元処刑人リムリィが所属していた国。「千年戦争(後)」で滅亡。
●サティンの国
元処刑人サティンが所属していた国。古い小さな国で、閉鎖的な環境の中、圧制を敷いた都市国家との風聞がある。サティンは代々処刑人の一族だった。「千年戦争(後)」で滅亡。
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●ワンダーハートの国
道化師ワンダーハートが所属していた国。「千年戦争(後)」で滅亡。ワンダーハートが宮廷道化師としての技量不足で国家追放になった後に魔物の襲撃があったらしい。
●スピリアの国
ライフリンカーのスピリアが所属していた国。「千年戦争(後)」以前は「王国」と国交があり、スピリアは貴族の娘だった。「千年戦争(後)」で滅亡。
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●竜騎士関連
真竜を奉じる竜騎士たちは規律あるコミュニティに所属していて、作品内で単独イベント描写もされているのだが、国家あるいは国家相当のコミュニティなのか、部族・集落レベルなのかいまいち判然としない。
全ての竜騎士が単独コミュニティに統括されているわけでもないようだ。
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●国家非支配地域
辺境に住んでいた、森に住んでいたといった描写をされるキャラクターはそれなりの数がおり、国家が管理していない、国家という枠組みに所属していない住人も多いようだ。未開拓地と呼ばれる区分も世界中に点在している模様。
そういった場所出身者で「王国」に移住する者もいれば、「王子軍」に参戦はするが「王国」所属にはならない者などその振る舞いも多様である。
陸地だけの話ではなく、海上や離島を拠点とする海の民も確認できている。この作品の主人公の性質上、そういった地域を「王国領土化」はしていなさそうだ。
またこの世界には聖地と呼ばれる地域が多く(特に森に多い)、それらの中には「千年戦争(後)」以前から国家支配を受けていないというケースもあるのだろう。
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今回カットした一例
・サンドラ 「王国」の外からやってきてこの国が私の故郷のように魔物に襲われるのを見たくないと発言するが、故郷以外に国や街というワードが出なかった
・バスカット 没落貴族の末裔を名乗り、親子で権力志向なため出世のために「王国」にこびへつらいに来たらしいが、父親が現時点で領地を持つのか不明な上、国や街というワードが出なかった
・カノン 砲術士が登場したあたりから砲科学校・仕官学校という設定が登場するようになり色々な砲術士の出身地となる。「王国」外にあるようなニュアンスが強いのだが、国や街というワードが出てこないので特定不能。「王国」が設立した学園内の砲術科はまた別物。
・レイヴンとベルディナート 「王国」外の独立都市だ自由都市に教団本拠地があってそこで洗脳支配されていたという解釈も可能なのだが、アネリア&イメリアの様に明確に国と判断できないため
改めて調べてみると「千年戦争(後)」における被害が凄まじい。千年戦争アイギス世界は思った以上に都市国家が多く、現代の日本やアメリカのような国家が数十個単位で崩壊したわけではなさそうだが、だとしても世界中で都市国家が滅びまくっている。
それを「物語最新の状態」に持っていったことこそがこの世界の全ての歴史上で「王子」にしか成し得ていない偉業なのだろう。
締めに入っている風味だが、エルフやドワーフ、オークに竜人、獣人といった種族の国家体制(あるいはコミュニティ事情)について触れていない。
次回はそちらを見て行きたいが、こちらもなかなかどうして一筋縄ではいかないところなので、またしばしまったりお待ち頂きたい。
※画像は全て『千年戦争アイギス』より筆者アカウントからスクリーンショット
千年戦争アイギス
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