20代で相続手続きしたらクソダルかった話
はじめに
2020年4月に祖父が亡くなって、その相続について愚痴を言う記事です。
ダルかったにはダルかったのですが、それ以上に大きいものをもらっていて感謝してます。
その上で色々愚痴らせてください。
そもそも何で手続きしているのか
母子家庭で既に母が亡くなっており、祖母は認知症で手続きができる状態ではない。
姉もいるが、結婚をしており家を出ているため、話し合って自分が行うことに。
相続以外の手続き
葬儀
相続とは直接関係はないが、葬儀関連で色々対応が必要になる。
亡くなったタイミングで病院で推薦していた葬儀の会社に連絡を取り、通夜や葬式の日程や参列人数等を話し合う。
また、霊柩車や供花等をカタログから選択する。
寺にも連絡が必要になるため、こちらとも日取りを話し合う。
日取りが決まったら、身内にのみ連絡を行う。
(コロナが始まった直後のため、そもそも大規模な葬儀は行えないため)
当日これない人が顔を見るために来るため、その方から香典等を回収。香典返しに向けて、誰から何円頂いたのかを管理を行う。
また、葬儀代、読経料等の金を用意し、当日に向けて準備する。
葬儀が終わった後は、香典返しと49日に向けて改めて日取りの調整を行う。(香典返しは自分が作ったリストから親戚がうまくやってくれた)
ここまででも知らんことしかしてないし、かなりの負担。
当然この後も1周忌や3回忌も自分主体で行った。
認知症の祖母が勝手に直前に寺とやり取りして弁当を頼みだして、トラブルになったりなどが一番ストレスだった。
葬儀の補助金
葬儀用の補助金の手続きを役所で行うことができる。葬儀を行った証明等を持参し、振込先等を書類に記入。行くのはダルいがそこまで複雑さはなく負担は軽め。
入院費用
亡くなったことで口座が凍結し支払いが出来なくなった分の支払いを行う。
相続①生命保険
祖母あてに生命保険が設定されていたので、その手続きを行う。会社に連絡し、提出書類を送付してもらう。書類に必要情報を記載し、死亡届け等と合わせて返送する。
ただ、受け取るための口座を作ることになったため、祖母が一人では口座を作れない状態であるため、付き添って口座を作成する必要もあった。
相続②銀行系
祖父が残したメモから、お金が入っている口座のある銀行に相続書類を回収する。
基本的には相続人の戸籍謄本と印鑑証明、それぞれの署名、被相続人の戸籍謄本らへんを集めることになる。
戸籍謄本について、取り寄せが必要になり、遠方の役所に郵送で収入印紙と合わせて、発行依頼を出すことになる。
姉にも必要書類を出してくるよう依頼し、そろい次第手渡してもらい現状報告等。
一つの銀行については、2回行くだけで完了。
他の銀行については、2回目向かうと渡された書類に誤りがあるらしく、再度実印と署名が必要になる。
3回目向かうと印鑑証明の期限が切れているらしく、追い返される。
4回目向かう頃には遺産相続協議の後になっており、手続きの内容が変わってしまうとのこと。
何回行っても手続きが終わらない地獄になっていた。
結局は姉と同行が必要になり、手続きは最後の部分だけバトンタッチで完了。
当たり前だが、役所も銀行も平日しか空いていないため、有給を使わないと手続きが進められないため、普通の社会人に簡単に進められるようには出来ていないし、案内する人も詳しい人が少ないのか人によって案内が変わるなど、ストレスがエグかった。普段ゲームとかやってても、一切イライラしない自分でもかなりイライラしてたと思う。
相続③証券
基本的には銀行と同じだが、郵送と電話以外でやり取りがないため、コミュニケーションが取りづらかったなという印象。不足書類があったため、何度もやり取りが発生した。
こちらも手続きが遅くなったため、印鑑証明等の期限が切れて、姉には何度も印鑑証明を発行させてしまった。許してほしいが普通にダルかったと思う。
銀行と違う点は相続人が新たに口座を作る必要がある点。ここについては姉にバトンタッチした。
相続④土地
元から駐車場として運用していた土地があったので、駐車場の運営会社への連絡と土地の登記が必要になる。
駐車場の方は何度か電話でやり取りしながら電子署名等を行って終了。ここは楽。
登記については、遺産相続協議書や謄本に加えて、被相続人や相続人の住民票や家族の関係図(自作)、納税証明、等が必要になる。
こちらも立ち会ってくれる人ごとに案内が違い、何度も書類を持っていく羽目になった。
また、窓口で平日は休みが取りづらいので書類を集めるのに時間がかかると話していたはずなのに、後から後一月以内に書類が郵送できないなら全部キャンセルして突き返すみたいな脅しみたいなことを言われ、キャンセルのための書類も書かされた。
ひどい時は毎日のように仕事中に電話もかかってきたし、税金に続いて2番めにしんどかったかもしれない。
途中で役所で郵送してもらった被相続人の住民票が届かなくて、問い合わせたり2回発行したりとお金も時間も浪費させられたのもストレスがたまる要因だった。
因みに家族の分の登記はしていないので、また同じ作業が必要になる恐れもある。令和6年くらいには法律で厳しくなるので本人がなんとかしてほしい。(やるわけないの知っているが)
最後に登記通知書を受け取り完了。色々行って相続関連最後の手続きがこれだった。
協議書
ネットに転がってるフォーマットに合わせて作成し、家族に話して実印を押すといった流れ。
資産が正しく何円分なのかを出す必要があるので、土地や家屋の評価証明のようなものを役所で発行する必要があった。
法律に合わせて適当に分けたが、家族が文句を言わんかったので揉めることなく、負担も少なく完了。
認知症の祖母が後から色々言ってくるのが怖いから、一応録音はしておいた。
案の定、後から10回くらいは文句言ってきて、全部突き返してる。ここが何よりダルい。
相続税
そもそも何から始めたら良いか分からず、色々電話して確認したところ法務局に行けばよいとのこと。
法務局に行くと税務署に行けとのこと。知識なさすぎるのが悪いのかもしれんが、最初くらいちゃんとしてほしい。
税務署に行くと、分厚すぎる必要書類が渡される。資産の額に加えて、葬式の費用等の出費や配偶者控除や土地の控除等の相続税の仕組みを数字に反映させる必要もあり知識がなく相談先も身近におらずきつかった。法律上の期限もあったので途中から雑になってしまったが、何とか書類を完成させて、家族に○○○万円になったと説明して支払いを行った。
しかし、蓋を開けてみると土地の控除が記載はしてあるものの税金の数字に反映されておらず、結果的に税金はかからないとこのこと。
返金のための手続きが始まるが、ここが一番きつかった。
更正のための手続きのために、再度家族の通帳に振り込まれるように書類を記載したうえで、マイナンバーの記載書類など新たに必要になる書類を書き集めて提出。
最終的には細かい記載は税務署の予約をして、担当の方と一緒に進めてなんとか終了。
ただ、銀行や法務局と違い、税務署の方の対応が本当に丁寧で優しくそこは本当にありがたかった。
必要書類や記載する書類のボリューム、自分のせいだが更正のための手続きも膨大で一番時間が取られたししんどかった。マジでもう一生やりたくないし次は金かけてでもプロに任せたい。
最後に
自分の場合は家庭環境が終わってるので若いうちに相続の手続きをすることになってしまったが、近い年齢の人で同じようなことをやる人は少ないかもしれない。
ただ、急に亡くなるわけじゃないなら、事前に亡くなった後に何をする必要があるのかは話合いを行って、手続きのために構えるのが良いいうのは覚えておいて損がないと思う。
あと、確定申告は結構アプリとかで楽になってるし、相続税もアプリとかにして楽にしたほうがいいと思うし早く何とかしてほしい。平日勤務の社会人にとって、現地に行って書類発行してを無限に繰り返すのがどんだけしんどいか。。。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?