全般性不安障害を克服するには

皆さんこんにちは。
今日は全般性不安障害について書こうと思います。

この全般性不安障害は、私がパニック障害を克服するまで、というか【パニック障害を克服するチャンネル】を作って勉強を始めるまで、ほとんど知らない病気でした。

パニック障害と全般性不安障害の違いとは

大まかにですが、症状自体は同じです。
ただしパニック障害は発作や不安が出る状況がある程度決まっているのに対し、全般性不安障害は特に対象の状況がなく、すべてのことを不安と結びつけてしまうという、パニック障害よりもちょっと厄介な部分があります。

パニック障害の例
・電車が苦手
・行列が苦手
・地下街が苦手etc・・・

全般性不安障害の例
・近所の人が怒鳴り込んで来るんじゃないか不安
・隣の工事現場で爆発事故が起きたら不安
・戦争が起きたらと思うと不安
・明日津波が来たら不安etc・・・

といった具合に、小さなことでも気になると例に出したようなことが起きるんじゃないかと不安になり、不安発作や不安時の身体的な症状が出てきてしまう病気です。

厄介ですよね。
今考えると私自身そこまで小さなことを大きく膨らませて不安がっていたわけではないですが、恐らくパニック障害の酷かった時期は、少なからずこの全般性不安障害も発症していたように思います。
特に交通事故に関する不安はかなりあったと感じます。
当時はこれが全般性不安障害という認識がなかったというか、パニック障害だと思っていたし、勉強もしていなかったので、似たようなほ他の病気があることなんて知りませんでした。

どのようにして克服していけばよいのか

これは結論を言ってしまうとパニック障害と一緒で、目の前の小さな幸せを感じたり、小さな成功体験をしっかりと認識したり、ポジティブに考える習慣を付けていくことで、一日を通して不安な時間よりも、不安を感じない時間を徐々に増やしていくことで、自然に不安から解放されていきます。

ただし、これは本当に難しい話になりますが、全般性不安障害は生涯を通して慢性的になってしまうということ。
調子が良くなったり、調子が悪くなったりと繰り返してしまうという一面があります。
完全寛解する可能性は非常に低いということ。

でもここで悲観的になる必要はありません。
いい意味であきらめることも必要です。
不安は誰にでもあることですし、その不安に支配されて生きなければいいんです。
そんなことより今ちゃんと生きているし、楽しいことだっていくらだってありますもん。

先日6年ぶりくらいに不安に襲われました。
いっときでしたが辛かったです。
でもすぐに気持ちを切り返して普段通りに生きることを意識しています。
そうしないと人生がもったいないです。

「なんで自分がこんな目に合わなきゃいけないんだろう」
「いっそのこと死んでしまいたい」
「生きてたって意味がない」

分かりますよ、その気持ち。
でもダメです。
自分次第で変われると私は信じています。

周りと比較してはダメです。
これは不安障害を経験していない人でも多いと思います。

不安とサヨナラして6年経って、最近調子が悪くなって改めて気が付きましたが、誰かと比較して生きていくなんてつまらない人生だと思いました。
人のせいにしてもダメです。
そうやって生きていては寛解はもちろん、調子が良くなってもすぐにまた逆戻りしてしまうと思います。

全般性不安障害やパニック障害に支配されて生きていく人生は捨てませんか?
別に不安がいっぱいあったっていいじゃないですか。
それが自分なんですから。

この病気は歴史が実は古くて、19世紀の心臓学者の研究にも同じように苦しんでいる人がいた記録もあるし、戦時中はパイロットを中心に本当にたくさんの記録が残っています。
1980年代になってようやく医学界でも認識され始めて、一般的な先生たちにも浸透してきたのは2000年に入ってきてからという情報もあり、現代病の一つです。

誰にだってなり得るし、情けないとかかっこ悪いとか考える必要もないと思います。
それよりか明るく生きてみませんか?
できることから始めてみましょう。



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