パニック障害と向き合うには

こんにちは、ゆるい店長です。
寒くなってきて、陽が沈むのも早くなりました。
私はパニック障害を克服する前は、日が短くなる時期はあまり好きじゃありませんでした。
なんか不安が大きくなるような感じがして・・・
人間は元々、夜に恐怖感がある生き物らしくて、きっと正常な事だったのでしょうね。
皆さんは最近いかがお過ごしでしょうか。

さてさて、今日はパニック障害に向き合うにはどのようにしていけばよいのかお話していきます。

パニック障害を患うと、自信を失う事が多いと思います。
・新たに苦手な環境が出来てしまった時
・挑戦してみたけど惨敗した時
・せっかくの誘いを断ってしまった時

等々
色々と辛い思いをすると思います。

先に今日の結論を書いておきます。
大切なのはパニック障害に勝とうとしないこと。
勝つ必要はありません。
負けなければそれでいいんです。

先に上げた例のようなことがあった時、皆さんは敗北感がありませんか?
・また苦手な環境が出来てしまった
・最近調子が良かったから電車に乗ってみたけどダメだった
・せっかく旅行に誘ってもらったのに不安で断ってしまった

こんな時きっとパニック障害に打ち負かされている感覚があると思います。
そしてパニック症になった事を恨み、更に他責にしてしまったりしているのではないでしょうか?

私はそうでした。
パニック障害なんかになんで自分がなってしまったんだろう。
あの時ストレスを与えてきたあの環境が悪いとか、あの人のせいだとか・・
随分と考え方がダークサイドに落ちていたと今では思います。
気持ちは分かるんです。
そうしないと正気を保っていられませんでしたし、プラス思考なんて無理でした。

でも、パニック障害と向き合うにはプラス思考が本当に大切です。
今私が再発しなかったりするのはきっとこの考え方なんだと気が付きました。

先日ツイートしましたが、現実感の喪失が突然襲ってきたんです。
でも少しの恐怖感もなくスーッと消えていきました。
気付いたんです。
「これって誰でもなってる事なんだ」って。
その時に恐怖のスイッチが入るかどうかの差。
パニック障害の人はそこからソワソワしだして、呼吸が浅くなって、変な汗をかいて・・・
といった具合になる。

でもパニック障害じゃない人は、現実感の喪失状態に気づきもせず、もとに戻っていく。
なんでそう確信したかというと、過去の自分、パニック障害になる前の自分を思い出したんです。
「この感じ昔から普通にある感覚だ」って。
パニック症の自分が9割、パニック症じゃない自分が1割だった昔(寝てるとき以外常に不安でした)と、それが逆転して、パニック症じゃない自分が9割、元パニック症の自分が1割になっている今だからこそ掴めた感覚だったと思います。

一度パニック障害になってしまうと、脳の回路が書き換えられてしまうので、少しの体の変化や感覚の変化を、予期不安などにすぐに直結させてしまうんですよね。
これが非常に厄介で、皆さん経験あると思いますが、長引けば長引くほど苦手なものが増えていく原因だと私は思っています。

そこでどうするか?
ここからがとても大切です。
「パニック障害を治してやる」「パニック障害をやっつける」とか考えてはダメです。
こう考えるということは=パニック障害に勝つ。という考え方です。
気持ちは分かります。
私もそう考えている期間は長かったです。
そう考えている10年ほどは実際に惨敗続きで悪化してばかりでした。

打ちのめされることも多いと思いますが、負けなければいいんです。
すなわち落ち込まない。
「どーでもいいやー」って思いましょう!
症状が出てもいいじゃないですか。
苦手な場所や環境が増えたっていいじゃないですか。

心の充電残量が30%を超えたら、挑戦を開始するべきだと思います。
そしてそのフェーズにいっていて、日々挑戦している方も多いと思います。
そんな頑張ってる人に対して意地悪してくるのがパニック障害くんです。
悪いやつじゃないんだけど、そういう意地悪なところがあるやつなんです。

彼らは不思議で、立ち向かおうとすると牙を向くんですが、受け入れてしまうと消えていってくれるんです。
ここ数年彼らに会っていません。
会いそうになっても会わないんです。
それは彼らを完全に受け入れたからだと思います。

もう一度いいます。
勝とうとしてはダメ!
負けなければそれでいいんです。
打ちのめされる必要はありませんよ。
そんな大したことじゃないんです。

日々嘆きたくなるのは分かりますが、パニック障害に付きまとわれる生活とはなるべく早めに縁を切りたいですよね。
負のサイクルを抜け出せれば、どんどんよくなります。
恐らく不安じゃない時間が割合を多く占めれば占めるほど、脳の回路が修復されていくのでしょう。
脳の回路の修復はいくつになっても可能という記事を読みました。
アメリカの大学の研究結果です。
精神科医の樺沢紫苑先生も言っていました。
全てのパニック障害の人が克服できるってことです。

私もまたいつ再発するか分かりませんけど、「再発したっていいやー」って思ってます。
きっとそのくらいの気持ちでパニック障害と向き合っている方がいいのかも知れません。

いつも私は皆さんを応援しています。
負けないで!
それだけでいいんです。

それではまた☆


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