海外協力隊ぱんじゃ日記🇨🇴準備期間10日目「派遣延期…?」

11月14日(木)

この日もちょっと長いです。
誰だ、短く簡潔にが目標といった奴は…。

少しとっちらかっていますが、
主には「怪我」と「青少年活動の職種別派遣前訓練」について書いています。

お付き合いいただけたら幸いです。



まず13日(水)前日の話から。
怪我をしてしまったということで、JICA連絡をしなければ、と焦るわけですが、連絡先がなかなか分からない。

最終週の「派遣前健康オリエンテーション」は真面目に聞いていたはずだけど、メモには「健康管理室」という窓口名のみで、連絡先はまたパワポ共有されるだろうからいっか、という気持ちでメモなし。(探してみるもPPの共有はなさそう…。><)メモしておけばよかった!

色んなグループLINEで質問し(迷惑をおかけしてしまいすみません!)同じくコロンビア派遣予定の方から、合格者用ページから健康管理室の連絡先が分かるよと教えていただきました。

色んな連絡先がややこしいけど、一覧みたいなのがなくて(たぶん)、結構ややこしいのが今の協力隊の手続き関連のちょっと面倒なところな気がします…。><(訓練前準備の時も、ここを見てあっちを見てと情報量はたくさんある上に、あっちこっちページが飛んで開いてプチパニックでした…。私だけ…?)



昨日は、まず健康管理室の連絡先を探している間に
■「JICA中国」(私は広島県なので)へ連絡(翌々日表敬訪問だったため、ギブスでスーツが着れないかもという相談)
■「健康管理室」に連絡
(怪我をしたのですがどうしたらいいですかという相談)
■健康管理室から言われて「合格者窓口」にも連絡
(健康管理室からも合格者窓口コロンビア担当の方に連絡してくださっていた)

しました。

健康管理室からの指示で、翌日の病院受診時に「診断書」(JICAの指定するフォーマットのものでなければならない。診断書費用は申請すれば負担してもらえる。)を書いてもらう必要があるとのことで、怪我をした翌朝(この日の朝)印刷した診断書を引っ提げて、病院受診しました。

また自分で書く「新規傷病発生報告書」も記入が必要で、2点についてはこの日(怪我をした翌日)中にメールで写真を添付し、追って翌朝(怪我をした翌々日)郵送もしました。



午後から青少年活動の派遣前訓練(オンライン)があったため、朝一に病院受診をして、昼前には健康管理室にメール連絡をしていました。(診断書を添付)すると、すぐに健康管理室から連絡が返ってきました。

私は11月中旬になるかならないかくらいに負傷、完治は3週間程度の見込みだが、最後の観察も含めて12月末診察終了予定とお医者さんに診断書に書いていただいていました。私の出発予定は1月上旬。

健康管理室から返ってきたメールには
「万が一順調に経過をされず治療が延期になる可能性もあります。また完治した場合も診断書の取り付けを行いかつ顧問医(JICAに所属する医師。この方が最終決定権。)の判定が必要となりますので、余裕をもった派遣期間を考慮しますと延期となる可能性が高いです。」
と書かれていました。

完治2~3週間見込み。出発までは1か月半以上だったので、「派遣延期かも」と口では言いながらも、正直心の中では「大丈夫」と思っていたみたい。

想像以上にショックを受けました。



自分がちょっとした不注意で、ただこけただけで、こんなに大きなことになるなんて!
情けないしなんとも言えない!

もし派遣延期になったら次の隊次と行くのだろうか?いろんな想像が膨らみました。

■最大半年くらい遅れたら、人生プランも大きく変わる
(まぁ行けたとしてもこれは大きく変わる可能性大なんだけど)
■ただでさえ不安でいっぱいなのに、今のコロンビアメンバーといっしょに行けないなんて、旅程も、ボゴタでの1か月の生活や語学訓練も、不安すぎる
■今でさえお金不安なのに、その間無給なんて不安しかない
■今は実家が間借りできてるけど、妹が研修明け帰ってくるてなると住む場所もない
■語学もどんどん忘れていく
■そもそも半年も遅れるってなっても行く?もうお金かかってでも行くのをやめる?

などなど不安が押し寄せてきました。
もう涙が溢れる。



そんなタイミングでちょうどたまたまLINEをくれていた、長野の訓練でよく話していた人生の先輩に「実は怪我してしまって」とLINEすると…
なんとすぐ電話をかけてきてくださいました!!!

骨折によく効く食べ物や行動を、今、ネットで調べてくれたらしく伝えてくださったり、健康管理室とのやりとりについて助言くださったり。

もう優しさがあたたかさが身に心に沁みました…。(;O;)♡

コロンビアメンバーや、一緒に表敬訪問予定だった広島メンバーにも連絡するとみんなとてもあたたかくて…本当にありがたかったです。



そんな中、青少年活動の、職種別派遣前訓練。
“ほぼ派遣延期宣言”されて、涙が溢れそうな、情緒不安定な状態でのスタートだったけど、だんだんとそんな気持ちが浄化されていくような時間でした。

私はナレッジシェアリングと今回の研修を通して、青少年活動では何より自分のコンディションとスタンス(考え方や価値観)が大事なのかなと感じました。そしてそれって難しいけど面白いよなって思いました。

自分が大事にしたいなと改めて思ったことは以下の四つ。

■自分に対する考え方捉え方。(否定してしまう思考の癖を、頭の中のよく使う言葉を、意識して少しでも変えていきたい。)
■青少年と関わるプログラムを作る際に、目的を大事にし手段を先行させない、そして大人の都合によるものではなく子どもの自主性を尊重することを忘れない
■他者と関わる際、苦手は苦手で認めてもいいけどシャッターを完全に閉じ切ってはしまわず、少しは情報を得続け、かかわりを持ち続けること
■子どもたちと関わる上で、子どもたちの名前を呼び、子どもたちにこまめな丁寧なフィードバックをし、自分の瞳が生き生きしている状態で関われるようであること

今後の準備期間意識して過ごしたいと思ったことは以下の四つ。 

■教育活動の目的について自分なりに考えてみて自分なりの意見を持っておく(行事とか)
■自分自身の考え方の癖をほぐしていくこと(特に否定的に捉えてしまう自分自身の行動などについて、「だからダメだ、~もできなかった」を「でも~はできた、~もできた、これは本当にできないといけない?」など、肯定的な言葉や、自分で思い込んでいる絶対に対して懐疑的な言葉を自分で考えられるようにトレーニング)
■大人と関わる上でも、子どもたちと関わる際に大事にしたいポイントを意識(意識して名前を呼んでみたり、いつも以上に具体的な言動について話の中で触れてみたり、表情豊かにかかわることで、自分も相手もよりうれしく楽しく過ごせるような関わりを意識) 
■何より人間として豊かか、肥しがあるかが大事な職種だと思うので、まず自分の肯定をした上で、文化などに触れる時間もつくり、なにより苦しまず楽しんで日々を過ごしていきたい!



また、今回の怪我もそうですが、逆にできないできない言ってる自分も、失敗だらけの自分も出せる、

子どもたちの前で素直に失敗を認めたり謝ったり落ち込んだりすることができる、

さらけ出せることが自分のある意味強みなのかもしれないと思い

(実際その姿勢と若さだけでなんとか子どもからの信頼を得ていた教員時代だった気がする。)

こういうところ、「絶対にマイナス」ってわけではないのかもと思えるようになりました。

自分の今不安なこと、できないなって思うことも、隠さずさらけ出せることを強みに、派遣前の期間も誰かの力に少しでもなれるような発信を、びびりで弱くてかっこ悪い失敗もある私だからできることをしていきたいです。(特にこのnoteではそんなところが発信できたらいいのかなと思っています。)



研修の最後に、一人ひとり協力隊としての活動について宣言をしました!

私の宣言は(相も変わらずまとまってなくて、欲張りだけど)

「かっこわるいところも含めて人間らしいってことでありのままの自分を肯定し、

そんな自分ができるみんな見てるよ大切に思ってるよで子どもたち・いっしょに働く仲間がありのままでいいんだって思えるように肯定する!

(そして自分の目が生き生きしてるように活動したい!)」



~グループのみんなの宣言を聞きながら追加でメモしたこと~

■せっかちでなく、おおらかでありたい!
■失敗したくないって思いすぎてない?
■楽しむことを忘れずいられたらいいな



いい時間でした!

やっぱり行きたい!わたし青少年活動という職種で行きたいんだ!と思わされた時間でした。



情緒不安定な1日。研修が始まる前、JICA中国の方にこんな連絡をしてしまっていました。
「派遣延期はほぼ確実と言われました。いつ行くかもわからないし、正直延期されるなら派遣辞退も含めて考えようと思っています。そんな中で地元紙などのインタビューがあると、答えにくいなと正直思ってしまって…」

状況を踏まえてJICA中国の中でお話ししてくださったらしく、今回の表敬訪問はなしにして、また派遣が明確に決まったら調整してみましょうとの連絡をくださいました。

また大勢の人に迷惑をかけてしまいました…。
この時点で表敬訪問1日前。JICAのみなさまにも表敬先やその後お話くださる予定だったみなさまにも。お忙しい中調整いただいていたのに本当に申し訳ない。本当に申し訳なさすぎる。

そんな私にJICAのスタッフさんや友達から
自分を責めないでねなど優しい言葉…

本当にごめんなさい、ありがとうございます。
自分の不注意による怪我なのに…。

世界は優しすぎる。



そんな中、明日の朝、語学クラスの仲間が広島に来るからモーニング一緒に食べない?
とお誘いが。

その日はズーンとしていたし、大人しくしとくべきかなとも思ったけど、迷って迷って、このままだと不安とかうじうじに押しつぶされてしまいそうだし、明日表敬訪問にも行けないなら駒ヶ根の仲間と本当に関わらなくて、どんどん派遣が怖くなってしまう気がして、行くことにしました。
未来を生きる私から見て、この選択は本当に正解だったと思います。

連れ出してくれてありがとう。持つべきものは仲間です。



ちなみにですが、辞めるなら(派遣辞退)いくらの支払いが必要なのかについての問い合わせ先はJICA青年海外協力隊事務局みたいです。
諸々総計の費用の合計はいまだに算出されていませんが、自己都合で派遣辞退の場合は航空券に関しては払い戻し手数料として5万円強かかるようです。
ドクターストップによる派遣延期、派遣中止の場合は負担は一切かからないとのことでした。

ただこのやり取りの中で、派遣が延期した場合も必ずしも次の隊次と一緒に行くわけではなく、行けるタイミングで早めに派遣になることも考えられるとのことでした。(一人で乗り継ぎ、一人で語学訓練とか想像つかんけど…><)
また、いろんな方にお話聞く中で、自分が丁寧に意思をもってやり取りをするかしないかでも派遣タイミングにズレは生じるだろうと。
とにかく延期は決定じゃないかも、延期になっても半年のズレではないかも、と少し希望が見えます。



そんなこんなでちょっと気持ちが前向きにそして落ち着いてきて夜。
相方と直接話したいと思ったけど時間的に難しくて電話で派遣延期可能性の話をしたら

そんなことかと笑ってました。(もう怪我については前日に認知済み)
行ってる期間2年間が延長するわけじゃないし、派遣延期になったらなったでもうちょっと長く広島にいられていいんじゃないかと。

そういう考え方もあるか。たしかに時間がなくてできないなと思っていたことができたり、行けないなと思っていたところに行けたり、見れないなって思っていた広島駅ビルオープンが見れたりするのも悪くないかも。気持ちがまた少し楽になりました。



昼間のこと

■トコカン(渡航管理システム?)の登録
■傷病についてのもろもろ
■職種別派遣前レポート
■表敬訪問準備

などなど、とにかくやるべきことの情報整理ができなくて、うわぁ~ってなってました。

やっぱりいろんな意味で
海外に行くとか
協力隊で海外に行くとか
いう器じゃないんかな、自分のキャパじゃないんかなて不安になってました。(度々なる。)



今回の怪我が直接そうってわけではないけど、
でも長野から帰ってきて

■指を果物ナイフでざっくり切り
■風邪なんてめったにひかないのにひいた上に治らず咳が長引き
■挙句の果てに骨折までする

なんて日々を過ごしていたので

「海外に住む、行く」ってことが、自分にとってはめちゃくちゃストレスとして大きくのしかかっとることは間違いないなと感じていて。

みんなは結構そこまでのストレス感じてないんじゃないかな、そういう人が協力隊に行くんじゃないのかなとか思ったりして。
向いてないんじゃないのかなぁとか思ったり。



JICAの情報量に自分がついていけない。
みんな普通にできてる(ように見える。わからんけど。)の意味わからなくて焦る。

協力隊に関して、訓練もそうだったけど、自信がなくなることばかり…。

今まで学校も仕事もそれなりにすべきことをする、で苦労したことはないような気がするんだけど…どうして…。
そんな気持ちにもなったりして。



でも少しでも不安を小さくしたくて、どうせ動けないし(骨折していてとにかくまず安静にだったから。)
この日は後回しにしていつかやらなくちゃと思っていた以下の2つを整理して、現地調整員さんにお願いしました。

■持っていく処方薬が派遣国の持ち込み制限などないか調べてもらうために薬の情報を整理してチャットで送信
※(薬の名前/用法/一般名/量)を記入して現地事務所の調整員さんに依頼。コロンビアは外務省HPから見れる薬の持ち込み基準についてのページリンクがなかったため、現地の調整員さんに言うと調べてくださいました。本当にありがとうございます!!

■スマホが現地で使えるものか調べてもらうためにスマホ(iPhone7)の情報を整理してチャットで送信
※(システムバージョン/機種名/IMEI)を記入して現地事務所の調整員さんに依頼。私は盗難対策で昔使っていたiPhone7を普段使い用に持っていくことを検討。いつかスマホについてもまとめて書きたい!コロンビアで使えるスマホかはIMEIを入れれば調べられるサイトがあるのだけど、コロンビアからでないとアクセスが難しく、それを伝えると現地の調整員さんが調べてくださいました。こちらもお忙しい中、本当にありがとうございます!!



周りに助けられて何とか生きていると思う今日この頃。
分からない助けて!て言えるのは私の強み、でもいいんだろうか。
そして何よりそこで助けてくれる周りの人に本当に恵まれている人生。
私の人運は最強だと思います。



そして怪我をする前にインスタであまりに勉強する気が起きなくてまずいなと思ってみんなに勉強どうやってやる気出してるのか、どんな風に勉強してるのか聞いてみたことがありました。(この数日前。)
その中でドゥオリンゴ(語学学習アプリ)が複数票勧めてもらったので、アプリ入れてずっとやってなかったやつを少しずつ始めてみてました。
こんな風に一人ではできなかったり始められなかったり頑張れないことが、誰かとのつながりの中でできたりする。

私は一人では本当にビビりで怠け者なところがあるけど、いつも人生の色んな段階において、こんな風に一緒に歩いてくれる、一緒につきあってくれる人たちが周りにいるからいろんなことが頑張ってこれました。ありがたいなぁ。とそんなことをこんなタイミングで思ったりしました。



寝る前に、バイトのことで連絡が来ました。
実はコンビニバイトは友人が紹介してくれて、短期なのに無理言って入らせてもらったバイトでした。
日雇い形式で、連絡先は交換しておらず、電話以外のやり取りは友人を介して。

実は前日(怪我をした日)お昼、病院終わりに電話した時、「いつからシフト入れる?」と続ける前提で話されていたのに、
その後、親とも話したりして、治るのにも時間かかるし、治っても早朝にまた自転車で…もう自転車は乗らないほうがいいんじゃ?という話になっていたし、自分ももうお金は不安だが、今これ以上何かやらかしたら…という気持ちで、だんだんもう行かないにしようかなという気持ちが大きくなってしまっていました。でも切り出すのが気まずくて申し訳なくて…やっぱり12月はできるかもしれんしなと宙ぶらりんの考えのまま考えることに蓋をして…(伝えないほうが申し訳ないんだけど)ハッキリ今の考えを伝えることができていませんでした。

実はこの日、自転車回収ついでに、制服を親が返しに行ってくれていました。(とても恥ずかしい。自転車は仕方ないとして。)

それを見て店長さんも「もう来ないってこと?」となってしまった。これは本当にわたしが無礼でとってもずるい話である。店長さんに言わせてしまった。とても恥ずかしい。

自分が先に言うべきです。
まだ行くかも…と曖昧な気持ちで、とりあえず長らくいけないから制服を返してもらうというていにしていたけど、ハッキリしないのもとても迷惑な話です。
もう行きませんと言うのが気まずくて、もう行かないのか決められなくて、結論を出すべきタイミングで出さずむこうに言わせてしまう。

そんな自分がすごく恥ずかしく情けなくなって、ズルかったなと思って、自分で話に行かなきゃな、あとから思うなんてダメだなぁと思った夜でした。



そういえば怪我をした日の夜、かわいい大事な部活の後輩が夢に出てきました。
頑張って生きたい、私は生かされている、と思った出来事でした。



とてもとっ散らかってしまいましたが、怪我をして気持ちも身体もバタバタ動転してとっ散らかっていた日の記録でした。
いつも以上に散文申し訳ございません。
お付き合いくださった方、ありがとうございました!

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