【スマブラ・オンライン】初めてのスイスドロー大会
初めまして。ぱんどみと申します。普段はオンライン中心にスマブラのレーティング対戦をしたり大会に出ています。つい先日、スマブラSPのゲーム内で「20,000回対戦おめでとう!」のアチーブメントを頂きました。ありがとうございます。こんなん、なんぼあっても困りませんからね。
本日、初めてスイスドロー形式のスマブラのオンライン大会に出場しました。その大会の感想を、出場者の目線で書きます!(出場した大会)
スイスドロー形式トーナメントとは?
スイス式トーナメントとは、勝ち残り式ではなく、すべての参加者が一定数の試合を行うトーナメント方式である。
1人が大会中に行う試合数が予め決まっていて、勝ったプレイヤー同士、負けたプレイヤー同士で対戦を繰り返していきます。下記の図が分かりやすいです。
引用:格ゲーというかスマブラのオンラインスイスドロートーナメントに参加したら思いのほか良かった話
ちなみに、スイスドロー形式は日本の大相撲などでも利用されているらしいです。だから千秋楽近くになると、負け数の少ない力士同士が当たるんですね。私は知りませんでした。(修正スイスドロー形式というルールを利用している模様)
実際に参加してみて感じた良かった点・悪かった点
【良かった点】
・負けても終わりじゃない
オンラインでのスマブラ大会は、負けたら終わりのシングルイリミネーションが主流です。「今日は優勝するから2時間空けておくぞ!」と意気込んで10分で終わることも多々あります。一方、スイスドロー形式だと、仮に1戦目でとても強い人に負けても大会は終わりません。最終的な優勝も目指せます。
・時間の見積もりがしやすい
スイスドロー形式では試合数が決まっているため、大会が10分で終わることはありません。空けておいた時間が無駄にならなくて良いです。
・サイトの使い勝手が良い
今回は、Tonamelというトーナメント作成サイトを使用した大会でした。スイスドローは対戦相手や順位を決める際に、複雑な計算が必要です。この計算を自動で行ってくれるため、開催者は非常に楽みたいです。では参加者側の良かった点はどうでしょう。個人的にはチャットの既読機能がとても便利でした。
対戦画面はこんな感じです。スコア入力なども分かりやすいです。
チャット画面です。対戦ごとにチャットルームが作られます。困ったら主催者を呼んで、チャットに参加してもらうことも出来ます。
個人的に便利だった既読機能です。オンラインだと相手がメッセージを見ているか分からない時があるので、とてもありがたいです。
その他、途中経過をランキング形式で見ることが出来ます。
また、相手が間違った報告をしている時は、「抗議」ボタンを押してチャットに主催者を呼ぶことも出来ます。今回は対戦相手が報告した勝敗本数が間違っていたため、抗議機能を使いました。主催者にチャットに入っていただき、とてもスムーズに解決しました。
良かった点は以上です。
【悪かった点】
・1つの試合でトラブルが起きると全体の進行が遅れる
スイスドロー形式では、1回戦目の全体の結果を元に計算して2回戦目の全体の試合を決定→2回戦目の全体の結果を元に計算して3回戦目の全体の試合を決定、といった流れで対戦相手が決まります。そのため、シングルイリミネーションのように「トラブルがあったブロック以外はとりあえず進めておく」という運用が出来ません。今回、2試合目以降はめちゃくちゃスムーズでしたが、1試合目に恐らくルールの把握出来てない部屋があった?ため、結構時間がかかりました。この辺は主催者の事務処理能力、火消し能力が問われてしまうかなと思います。
・結果を求めすぎると途中で萎えてしまいそう
良かった点に書いた「負けても終わりじゃない」は、裏を返すと「負けても終われない」でもあります(途中で大会を抜けることは機能的には可能)。上位に入れない事が途中で判明しても大会は続きます。その場合の大会後半のモチベーションは、「結果」意外に求めなければいけません。試合をすることに意義があるような対戦会の感覚だと良いですが、大会・結果を意識しすぎると萎えてしまう可能性はありそうです。
悪かった点は以上です。
総評
個人的にはルール自体も違和感を感じず、サイトの使い勝手も良くてとても楽しめました!細かい数字を見るのが好きなので、大会途中に順位の統計情報を眺めていると興奮しますね。
そして、そもそも普通のシングルイリミネーションと同じで、勝ち進めば相手は強くなります。たぶん勝ってる時は、他のトーナメントとの違いをあまり感じないのではないでしょうか?
よって、スイスドロー形式の独自性は負けたときにあります。負けても大会が続くという点を活かした大会の目的設定、参加者の動機付けが必要かなと思いました。
私はスマブラ界隈の人間なので、また別の記事で「スマブラ界隈でスイスドロー形式を使うメリット、使いどころ」について考えたいなと思います。
Hietさん(@hiet_s)今回は運営お疲れ様でした!