賢い消費
賢い消費者というワード、うまく買い物をする、安く買う、コスパなどを取る。値段交渉をして消費財を安くする。ポイントが貯まる買い物をする。
上記のような消費行動を上手にこなすことが賢い消費者とみなされるような傾向がある。
しかし、本質的な意味で賢い消費者とはうまく買い物をする能力が高いことではないのかもしれない。例え安くうまく買い物をしていても、必要ない物を買ったりポイントがたくさん貯まるために必要以上に物を買う行動も含まれている可能性もあるからだ。
「本当に必要な物」と「欲しい物」というのは全く性格が異なるものである。
賢い消費とはそのような欲しい物の消費を抑えて行動することなのかもしれない。
概して資本主義が幅を効かせている時代では消費者に買わせようとする作為的なことがそこら中に散りばめられて多大な影響を受けている。そのため本当に必要な物と欲しい物の境界が曖昧にされがちである。
個人個人でその見極めをし生活レベルにおいて落とし込んでおくことが肝要である。実際のところ本当に必要な物というのは案外少ないのである。消費しないという行動も賢い消費の一部に組み込むことが大事である。
そうは言ってもなかなか実践するのは難しいし、それを習慣化するのは尚の事である。賢い消費ができるかどうかよりも不要な物は買わないという意思を持つことがいいかもしれない。
週に一回は何も買わない日を設けるなどの消費行動を人生に組み込むことなど少しでも実践できることはあるだろう。