自己資本130万円だけで年商1億円を作った話
アンケートしたら急成長スタートアップ人気なくて笑いましたw
14年間自己資本で黒字経営した後に去年からVCから資金調達して赤字ほりまくりながら急成長している体験、自分としては学ぶこと多くて刺激的ではありますが前者のほうがニーズあるのかそうですかということで今日はこの話します。
荒川区南千住の町工場のホームページを5万円で
前回の記事に書いたのですが大阪の大学生だった僕はmixiで知り合った東京の町工場の専務を訪ねて上京して親から借りたりした130万円で起業。工場の一角を曲がりさせてもらってだいぶガレージベンチャー感ありましたw
学生時代からHTML書いて個人サイト作ったりはしてたんですけどそんな無給でも楽しいことに対して5万円も頂ける幸せでした。
町工場のオーナーの物件に入居させてもらって壁にはこんなの貼ってました2007年。懐かしすぎる。受託開発は「中小企業ソリューション」って呼んでたっぽい。
2014年までは納品型受託開発
5万円でホームページを作った後、ECサイトやらなんやら色んなシステムを作りました。23歳で体力はあったので昼間に顧客対応して夜コード書くみたいなことをやり続けていました。
300万円ぐらいでできそうなものをバッファとって900万円の見積を出すというのがどうしても苦手で、不誠実な気がして300万円で受注して後から追加で要望出るけど追加費用はでなくて時給換算したら悲しくなりそうなので時給換算しませんみたいなあるあるな体制でした。
ちなみに900万円の見積を出す会社は会社にもよりますが無駄に風呂敷広げさせて管理画面もここまで作り込みましょうとか提案します。
2012年のクラウドソーシング企画
2011年にクラウドワークスという仕事マッチングプラットフォームがリリースされて2012年にはこんな企画に参加しました。
ここではじめてクラウドワークスから仕事をうけるのですが納品型だと相見積に参加することになって要件定義だけして失注したらタダ働きみたいになるんですよね。そこで時給制に切り替えることで70万円稼げたみたいな結末になりました。
この企画に参加するまでは再委託みたいなことはせず(会社体力的にできず)だったのですが再委託を覚えて睡眠時間が増えました。
ソニックガーデンさんの納品のない受託開発
何かのイベントで代表の倉貫さんの講演聞く機会があったのですが色々衝撃的だったんですよね。
この考え方、かなり自分の理想に近い。最初に全部を見積もるのではなく、要件が膨大でもそれを細分化して一番本質的なものから開発し、アジャイルと呼ばれる手法で毎週振り返りながら軌道修正しながら進めていく。
2015年からのタイムチャージ開発
納品のない受託開発は時間を記録することなくfeatureと呼ばれる「価値」を安定的に提供することを条件に月額固定という報酬体型。
どれだけ要件が多くてもそれを長いロードマップに振り分けて期間をかけて着実に進めていく。
一方でうちは月額制ではなくTimeCrowdでタスクごとに時間を記録することにより動いた分だけ毎月請求するというモデルを作りました。
とある会社さんから「要件定義は内製して実装だけ外注しており、要件定義の進捗によって実装お願いしたい量が変動するので月額型よりタイムチャージ型の方が理想」というフィードバックも頂きました。
他の会社さんだとスパイスファクトリーさんもタイムチャージにTimeCrowdを活用して頂いています。
「Zuoraを導入したい」みたいな要件は見積納品型や月額型でやるよりタイムチャージの方が受注側も発注側もスピーディーに動きやすいというのはそうですよね。
タイムチャージで年商1億円
2015年からほとんどの案件がタイムチャージ案件です。
新規で相談がきても「タイムチャージで上限30万円で要件定義やモック作成進めるのはどうですか?」と提案すると通る場合が多く、しかも最近はkintoneやNotionなどのノーコードツールが充実してきて、実際に少ない稼働でも動くものが作れたりする。本当に良い時代。
そうやって赤字になることなくひたすら利益を出せる。
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