blenderを使ったアニメーション原画作業⑤

今回はblenderを使って室内のLOの作成の仕方実際にやってみようと思います


前回使った人間のモデルを元にこんな感じで作ってみました
操作としては特に難しいことはしていません
LO原画の下敷きとして使う前提なのでキャラのポーズ表情などは手書き前提です


こんな感じでワンルームの部屋を四角のオブジェクトのみで作成しました

作り方を説明していきます

①部屋の設計図を作っていきます


今自分の住んでいる家が一番いいです

今回は昔自分の長年住んでいたワンルームの部屋を思い出して作成しました
なぜ自分の住んでいる部屋がいいのかというと実際のものをみたり実際に寸法を図ったりできるからです
現代の室内を描く必要があるとき 視聴者に向けて映像を見せるわけですが
一般的な視聴者も普段生活している中でよく見るものの一つが自分の生活している場所空間です
そこが間違っていると違和感を感じやすいので気を付けて作成する必要があります なので3Dは効果的だと思います

②最初に四角のオブジェクトを追加します

上の欄にある 追加 立方体を選択して四角のオブジェクトを作成します

青 緑 赤 の 矢印でオブジェクトを移動します

③作成した四角オブジェクトを前回使った人の対比に合わせて
作っていきます


画面の左上にあるこのバーで
上から三番目から
オブジェクトの移動
オブジェクトの回転
オブジェクトの拡大縮小
以上の三つをすべて合わせたもの
で 対比を調整していきます

まずためしに冷蔵庫を作成していきたいと思います


ネットでよくある冷蔵庫の情報を引っ張ってきました
正確にやりたい方は自分の家の冷蔵庫で寸法を測り

こちらに入力していってもおkですし

スケール 拡大縮小のモードの青緑赤で大きさを調節して
目算で人との対比を合わせてもおkです


同じ要領で冷蔵庫のほかに今いる部屋の家具を
このような感じで四角のみで作成しました
オレンジの枠で表示されているのは背もたれのない椅子です
シンプルな作業を考えてキャラを座った高さに下げて配置しています
めり込んでいても気にしないように

④ここに簡易的な壁を作成していきます



こんな感じでキッチンスペースの箱と一部屋分の箱を二つ作成しました
次に

箱(オブジェクト)を選択した状態で左上からモードを編集モードに切り替えます

切り替えたら隣のアイコンの一番右を選択します
その状態で

つながる部分の面を選択して右クリックを押します


面を削除があるので削除します

削除したらオブジェクトモードに変更しなおして同じように
もう一つの箱も同じ要領で


面を消します

力技ですが空いた部分を違う四角で塞ぎます(慣れてきたらもちろんほかのやり方もありますが複雑なこと極力しないようにしています)
これで壁の完成です

⑤そこに自由にキャラを配置していきます

⑥最後にカメラを配置します

ですが通常のカメラ設定だと壁にさえぎられて室内の様子がわかりません

そこでカメラの設定を変更します

カメラを選択した状態で
右側のウインドウの
範囲の開始の数値をいじります


するとこんな感じで室内の様子も見えるようになりました

このように作成すると
後は自由にカメラを動かして簡易的ですが
色んな角度レンズで室内のLOをきれるというわけです

最後に補足として
blenderはキーボードのショートカットをうまく使っていくと効率的です
今回よく使うのを説明します

Shift+D コピー&ペースト 四角オブジェクトを増やすときに使います
R 回転 Rotateの頭文字で覚える
S 拡大縮小 Sizeの頭文字で覚える 
G オブジェクトの移動 Goの頭文字で覚える
X x軸に対してい移動する 横
Y y軸に対して移動する 奥
Z z軸に対して移動する 高さ

使えそうなら色々試してみると操作の早さがあがります
次回はblenderについてか原画の描き方について記事を描ければと思っています
今回もありがとうございました!!

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