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#664 千葉県教育委員会の教員募集ポスターが炎上している件について

 僕は東京都で小学校の教員をしています。2023年1月からnoteの更新をこつこつと続けています。2024年の目標は「noteの毎日更新」「30,000PV」「3,000スキ」です。そのために毎日継続してnoteを書いていきます。noteは日々感じていることや考えたこと、教育だけに限らず習慣化やお金についても書いています。もし、読んでいただき、共感いただけるなどしましたら「スキ」をポチッと押してください。毎日更新の励みになります。

 Xで千葉県教育委員会が教員を募集するポスター画像をアップしました。そのポスターのデザインについて炎上していました。

 僕はこのポスターを巡るX上でのやりとりに違和感しかありませんでした。千葉県教育委員会がこのポスターを出す目的は”千葉県の教員が足りていないから教員の魅力を発信しよう”です。上記の1つ目のポストに載っているポスターは「教員の仕事には色んな側面があり活躍の場が広くある」という趣旨の文面だと思います。これを現場の教員たちが捉えると、「教員は何でも屋ではない。専門的な分野は専門職を雇って私たち教員の働き方を楽にしてほしい。」となってしまいます。

 千葉県教育委員会は教員の魅力を発信したい、現場の教員は現状の改善をしてほしい。お互いの見ている方向がずれたままで建設的な発信がなされているとは思えませんでした。教職を目指す人が現象している一つの要因にSNSでの現場の先生の発信を見ていることが挙げられると思います。自分が就職しようとする業界の人たちが足を引っ張り合うような発信をしているところを見て、「この業界に入ってみたい。」と思う人は少ないと思います。

 ポジティブな発信ばかりしましょうと言いたい訳ではありません。たかがSNSなので好きなことを呟けば良いと思ってはいますが、一方で自分の発言には責任をもって欲しいと思う自分もいます。

 教員の魅力は確実にあります。待遇の改善や課題点ばかりに目が行きがちですが、学校の先生は良い仕事だと心から思っています。だからこそ今回のような炎上が起きると悲しい気持ちになります。少しでも良い方向に進んでいくために自分ができることに注力していきたいです。

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