9/24
昨日のね、続きなんだけどね
奥さんとお寿司屋さん行ってさ、食べてたの
最初はハマチとネギトロ軍艦頼んでね、ワクワクしながら待ってると
目の前を、表面が乾ききっちゃったアナゴが流れてくのよ
多分、誰も取らないから延々レーンの上を回り続けてるんだと思うのね
俺ね、そういう誰も取らないお寿司の皿見付けると、どうしても取らずにいられなくなるのよ
なんか、この寿司ネタの行きつく先を想像できちゃうというか
「あぁー この皿、このままあと何周かしたら店員さんが廃棄しちゃうんだろうなぁ なんか可哀そうだな」
みたいなことが頭を掠めて
そんで一度でもそういう思考しちゃうと、そのことしか考えられなくなっちゃって
いや、そりゃ分かるよ
ほんとは注文したハマチが来るのを待ったほうが良いのは分かってる
第一、アナゴってそんなに好きじゃないしね
「アナゴって、タレかかってなかったらただの白身魚みたいだよな」
とか考えちゃうし むしろ俺の中の寿司ネタランキング的には下から8番目くらいよ
あれね、最下位はかっぱ巻きね
そんなだからさ、自分でなんて絶対頼まない
でもねぇ~~、思っちゃうのよね
「俺が取らないと、多分こいつは廃棄処分なんだろうな」って
だからねぇー、食べたくもないのにね、取っちゃうのよね
で、食べるじゃん
うん、美味しくないね
そりゃ何周もしてるから表面は乾いてるしタレはネタに馴染まないし、シャリだってボソボソしてるしね
廃棄一歩手前の寿司ネタなんてこんなもんよ
でもね、食べるとなんだかホッとするのよね
これでやっと罪悪感感じずに寿司が食えるぞ!!みたいな
それでやっと注文した寿司が来るじゃん
やった!!ハマチだ!!ネギトロも美味そう!!みたいな
で、注文レーンから取ろうとするじゃん?
そうすると、流れてくるよね
多分3周はしただろう、サーモンね
しかもオニオンスライス乗せ
もう玉ねぎなんて半分下に落ちてるやつね
もうね、先にそっち取っちゃうね
「いや、先に注文したやつ取りなよ」って、奥さんにも即言われるね
「あぁ~~~、なんか……玉ねぎ無性に食べたくてさ、へへッ」
って嘘ついてね ホントは『今じゃないだろ!!』って取った瞬間自分でツッコんでるしね
でも、取っちゃうねぇ……
でもいいのよ、これで
満足感より不安がなくなることのが大事だからさ
そんでさ、その寿司に関連して思ったことがあんだけど
その後の本屋行ったときにね
あ、それはまた明日以降にしとくわ