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120%の力でとことん「片付け」に向き合ってみたら魔法は起きるのか?? ①

【とことんお片付けプロジェクト】

重い腰を上げて

コロナ禍が収束する頃、世間ではどんどん外に向かって飛び出してる人が多いのに、私はすっかり気持ちが内にこもり気味で尚且つ仕事や他にも色々縛られていた私は、フットワークが重く決断力に欠く性格に傾きつつありました。そんな自分がしんどくて、「なんとかせねば、自分を解放するには何が…??」と思った結果、「よし!部屋の中をとことんお片付けしよう!」となりました。

そりゃ生きてりゃ今までお片付けは節目ごとにやってきましたが、今回は散らかってもいないのに肌感覚でわかる「何となく物が多い」に徹底的に立ち向かおうとしたわけです。そんなこんなで今回の意気込みは以前までと違っていました。

すべてまずは手に取ってみる

部屋にあるものを端から端まですべて取り出して、大小関係なく手に取って必要かどうか吟味します。決め手は「ときめくかどうか😉」
これは片付けコンサルタントの近藤麻理恵(こんまり)さんの『人生がときめく片付けの魔法』を読んで少し参考にした感じです。

※この記事ではこちらの本を参考にしつつも本の感想ではなく、片付けを経て得られた自分の変化や気づきを書き留めています。 
ただ、面白かったのでこちらの本はお薦めです☺️

こんまりさんも仰っていましたが、まずは封書などの紙類から始めるのがお薦めな気がします。捨てる捨てないの判断がしやすいから。紙類って家の中に溜めがちなんですよね〜開けてない封書が出てきたり、日付けのとっくに過ぎた案内書など。幸いシュレッダーがあるので個人情報系はそちらにポイポイ。他はメモ用紙として再利用したり、残りは自治体のリサイクル紙行き。

こんまりさん等、お片付けの専門の方がよく話されている、「片付けをすると自分が見えたり、やりたい事が見つかる」が起きるのか半信半疑で取り組んでみました。

親は「捨てない」世代の人である

自分の部屋を限定に片付けてはいますが、たまに同居の親が覗いては「それ…もう捨てるん?」と、言ってきます。こんな目で→(´・ω・`)
今ほど物がない時代に育ってきた親の世代の人は、使える物を手放すのに抵抗感があるみたいです。
なので、たまに処分に迷って仮置きしてたら母が拾って「それ、修繕して使うわ。ちょうだい」と言って何個か持っていってくれた事も。次の使い道が見つかってありがたいので良しとしてます😀

ただ、今回の目的はとことん物と向き合う事なので、家族の目は少しだけ気に留めてあげるだけにしました。自分のために。

【 意識の変化 】

情報が目に飛び込む

…と、まぁこんな感じで、雑貨類など他も全て、ちゃんと箱に入って一見片付いているかに見えるものも、ひたすら手に取って見ていきました。
平均週1日の確保で、完全に終えるまで7ヶ月ぐらいかかりました。
その間、意識してあまり物を買わない様にしてた気がします。

…と、言うのは3ヶ月過ぎたあたりから、片付けをしていない時の日常で、片付けに大きく関わるであろう情報が入って来る様になったのです。例えばテレビや配信を見てると、プラスチックや海洋汚染の問題や洋服の廃棄問題が目に飛び込んできたり。昨年の秋「10月なのにまだなんか暑い…年々ひどくなってない??」と疑問を前より抱き出して、気候変動について意識が向くようになったり。

素材が気になる

片付けが進んでいくにつれて、物に対するときめきの有無も確認しつつ、手に取る度に「これが何の素材で出来ているのだろう」と、色々気になるようになりました。

一つ、例をあげると「この靴下、親指のところ、穴が開いてる。捨てよか…待って、素材、…やっぱポリエステルか。でも捨てるしかないか…それか縫う?」等、プラゴミが出るのを気にしたり。その靴下は結局捨ててしまったのですが、それ以降、少しお値段は高いが自然素材の靴下を探したり、穴が開いてすぐ捨てることがないように、足の爪をしょっちゅう切るようにしたり、足の裏のケアをしたり…と、まさかの片付けから自分の体のケアにまで注意がが向くようにもなっていました。
こんな感じで進めていくと、ただ不用品の仕分けをするだけでなく、途中、調べ物などの時間が発生するので結果的に7ヶ月程かかってしまった訳です。

家庭科の評定「2」の不器用な私がリメイクに目覚める

学生時代の家庭科の成績では、【5段階で✨】(←光らすな!笑)…の成績をキープしていたこの私が、‘リメイク’をするようになりました\(^o^)/
すでにお伝えした意識の変化から、片付けが終わってないのに、途中脱線して時々縫い物してるから余計に片付けを終わらせるのに時間がかかっていました。

え、私がお裁縫をしてる??奇跡でしかありません。
ボタン付や、玉留めですらたまに失敗するのに…どうしたものでしょう。笑
下手くそですがなんとか指から血を流す事なくやってるんです。ウケます。
捨てない世代の母親は、綿のカバン等もよく修繕して使い続けていたりしますが、この時は知恵を頂きました。
いざやってみたら、楽しい!と言う気持ちと、ゴミを減らしたい気持ちに追いやられてるのが半々な感じです。この時は既に、どちらも大事な気持ちとして受け止めています。

片手間ではなく、長い時間をかけて物を一つ一つ手に取って、触ったり、時に汚れていたら洗ったり…そうやって胸のときめき度を図っていく度に、感度が上がったのではないかと思います。
今までのやり方とは違うからこそ、「今回はちゃんとやらないと駄目だ、やり切る。」の決意が強かったですし、ここまで述べたように続けていくうちに工夫が生まれたりする過程が楽しかったのが大きいです。

ここまで書いてて、なんでそんな大袈裟に取り組んでるのかな〜…と思われるのも承知で書いております。

次回、最終ステージに起きた確信的な出来事について書きます😀

ここまで読んで頂きありがとうございました。

追伸
先に伝えておきたい事

先に覚え書きとして残しておきたい事なのですが、
片付けを終えた後は、片付け依存にならないよう注意するのが大事だと思います。

私の場合、まだ捨てられる物はないか謎に探し続けたり、物が増える事は悪みたいなモヤモヤした気持ちが少し出てきたのです。気になってネットで調べた時にそんなパターンを持つ人もいると分かり、それでは心が不健全だなと思いました。

そこでまた振り返ってみたのですが…そもそも私は物が多い状態が好きなタイプなのかも?と言う事です。片付けたくせに逆説的に見えますが、物が多いのは決して悪い事でなく、どういう状態がいいのかは、結局は自身の価値観に委ねられるのだと思います。世の中にはミニマリズムの人もいれば、コレクターの人も存在していて、それぞれが納得して心地よい空間を作っているケースも多いです。

なので私の場合は、物が多くなっても「これがいい」と思える物がちゃんと整頓されていたり役割があったり、嬉しい気持ちになる物ならば、それは自分にとってあってもいい物という風に決めました😃

今後も環境が変わったりしても、学びを活かして極端な方向に行き過ぎないようバランスをとって理想の空間を作っていきたいです。

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