ラジオの世界が近くになった瞬間
乳がん治療をする中で、ラジオを聴く時間が多くなった。
もともと音楽を聴くことが好きなので学生時代は勉強のお供にラジオは聴いていた。
当時はその名の通り「ラジオ」📻で聴いていたからアンテナを伸ばして少しでも電波の良い場所を探して聴いていたし、局によっては雑音メインでDJさんの声が聞こえない😓という事もよくあった😅
あれから20年以上経った今では、スマホアプリ「radiko」でいつでもどこでも雑音なして聴けるのだからホントに有難い☺️
リアルタイムで聴くのはもちろんタイムフリー機能で後からゆっくり聴き直すことが出来ることも、昔では考えられないことだ。
ラジオを再び聴くようになったキッカケはコロナ禍でテレワークが始まった時、BGM代わりにつけはじめたこと。
そして乳がん手術のために入院したことが大きなキッカケだ。術後はテレビを見る気分にもなれなくて、何をしようか…と思った時ラジオを聴くことにした。
ラジオはリアルな現実と繋がっているのだけど、病室にいる私にとっては まるで別世界のような気がした。
でもそんな中、ラジオとの距離をグッと近づけてくれたDJさんがいて、私はそのDJさんを大好きになった。
その人の名前は藤原岬さん。
アカシアオルケスタのヴォーカルでもある。
夕方の番組を担当していて、今までも仕事が残業なしで早く帰れる時は車の中で番組の終盤だけ聞けたりしていたから岬さんのことを知ってはいた。
でも、それこそ「ながら聞き」なのでBGM程度だった。
しっかり聴くようになって初めて、岬さんの人となりが分かって、大好きになった。
夕方の番組はリクエスト番組で、メッセージテーマやその日のコーナーに合わせてリスナーがメッセージを送ったりTwitterでリアルタイムで参加したり、そんな番組。
リスナーさんのメッセージに対して友達のような距離感で話す岬さん、岬さんが噛んだり読み間違ったりした時には即座にツッコむリスナーさん😁
そのやり取りがホントに今ココで同じ時間を共有していると思わせてくれて、病室の私を孤独に陥らないように救ってくれた。
ラジオには昔もメッセージを送ったことはあったから、入院中もメッセージを送ってみようかと思ったけれど、もしメッセージを読んでもらえたら、そこで運を全部使ってしまう事になるのでは?と不安に思い、治療が落ち着くまでは聴き専になる事に決めた😅
その後、放射線治療や抗がん剤治療を乗り越えることができた一因にラジオと岬さんは外せないと思っている。
抗がん剤治療が終わった時、思い切ってメッセージを送ったら、なんと番組で読んでもらえて、後日番組ステッカーまで自宅に届いた😃
思いがけない事で本当に嬉しかった。その日を機にメッセージを送り始めラジオとの距離がグッと近づいた。私もラジオの世界に入れてもらった気分🥰
今では他の番組にもメッセージを送ったり、Twitterで呟きながら聴いたり、私の生活でラジオは欠かせない存在になっている。
明日も朝からラジオ聴くのが楽しみだ😄