採血室の神
私はもともと血管が細く、採血も点滴もなかなか成功しません。左腕がまだマシだったのですが、乳がんで左リンパ節郭清をしたので左腕が注射や血圧の時に使えなくなりまして…それからこの3年、右腕だけでなんとか乗り越えています。
↑は昨年夏までお世話になった病院でのお話ですが、転院した今でも私の血管の状態は変わるはずもなく…何度も失敗する(される)日々なのです😢
そんな中、今通院している病院で「採血室の神」に出会いました。
「神」ってまた大袈裟な(笑)
でもね、その表現がピッタリなんです。
その人に出会ったのは今の病院に転院した初診の日。診察が終わった後、これからの治療前に必要な検査に回ることになって、まず初めに向かったのが採血室でした。
もう夕方で患者さんもほとんど居ない病院は、心なしか薄暗くて…採血室には受付の事務員さんと看護師さんが1人だけいました👨🦲
「こちらにどうぞ〜。」
※男性にしては柔らかい声
患者さんが居ないので待ち時間もなく、温める時間も無いまま右腕を出します。名前を確認して
「消毒しますねー。チクッとしますよー」
…
ウマッ!😮
既に血管から管に血液が流れていました。
温めることなく1度で成功するなんて!オヌシやるなっ🤨笑
そんな印象でした。
その次の採血からは、なかなかその男性看護師さんに当たることがなく、2回刺されて成功とか2人目に代わってやっと成功という日が続きました。
**
その日は若い看護師さんで「お名前お願いします〜👱🏻♀️」の声が可愛いこと♪笑
あ、今日も失敗か…と諦めました。←偏見😜
案の定、1回刺して抜き、2回目は刺してから中で粘るも血管に触れません。。
早く別の看護師さんに代わってほしいなーと思っていると、その可愛い声で
「Mさ〜ん、ヘルプお願いしますぅ」と誰かに助けを求めたのです。
Mさん?もしやアノ人👨🦲?
と思っていると背後に人の気配がします。(右腕に針が刺さったままなので振り返れない…)
「血管に触れないんですぅ👱🏻♀️」
「あー、難しいねぇ」と
アノ柔らかい声と共に、指がさっと私の右腕の横に現れ、私の右腕に刺さった針をそっと触りました。
?
その瞬間、サ〜っと血液が管に流れ出しました。
え?え?えー??今何しました?!
触れただけですよね!?
ぷちパニック💦笑
その日からMさん⇒✨神様✨
採血室に行く度に受付で「温めて頂けますか〜?」と言いながら、神様が居らっしゃるか(←急に敬語(笑))をキョロキョロ確認🧐いらっしゃるのを確認できた時は
神様に当たりますように🙏
と祈りながら右腕を温めるのです。
しかし、そこは神様。なかなか当たらない😓
どうにか神様を指名できないものか…
診察の時、主治医に相談してみました。主治医の先生は
「採血室のことなので私から指名はできないですねぇ、、」
🐼「そうですか…今日は4回刺されて、もう刺すところ無いんです。。」
「はぁ、そうですかぁ。」
とドヨーンとなっていると
「指名したい人がいるんですか?」
と外来看護師さんが先生の向こう側から訊ねてきました。
🐼「はい、Mさんです!」
「あーMさんねぇ^ ^ 、公に指名はできなけど採血の受付でこっそりお願いしてみて下さい。調整してくれるので。」
と教えてくれました。
🐼「わかりました!」
なんか裏からこっそり頼むのは気が引けるけど、何度も失敗させるのはその看護師さんにも申し訳ないし…というのが正直な思い。次回から試みることにしました。
**
そしてその次の診察日。
採血室の受付で「温めて頂けますか〜?」と言った後こっそり「今日Mさんはいらっしゃいますか?」と確認。
「Mさん、居るんですけどちょうどお昼休憩で…」
ガーン😱
やっぱり神様。なかなか会えない😣
Mさんはいつも11時前から12時くらいまで、お昼休憩で居ないそうで、だからその時間より早くか遅くに来ると良いですよ。
と受付の事務員さんが教えてくれました。
今回は神様に会えなかったけど、神様の休憩時間情報をゲット👍✨笑
この日も4回刺されたのですが😅
その後の診察時には「次回の予約は11時までに!」と先生にお願い。(11時の診察予約の場合10時に採血なので。)
時間指定なんてするのは珍しい私に
「予定があるんですか?」と訊ねる先生。
「Mさんのお昼休憩の関係で💦🙏」
と説明。
全ては採血室の神に会うために!笑
先生も「採血室の休憩時間って固定されてるの?」と驚いてる感じでしたが
「Mさんは特別に固定なんですよ」と外来看護師さんが横からフォロー。
どうやらMさんはその腕により特別待遇を受けているようで、その事は課を超えて有名な話のよう。
やっぱり採血室の神で間違いなかったようです。
神様に会うための私の努力。
これからは報われますように🙏
皆さんもお祈り下さいね😉笑
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