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四字熟語408

「一進一退」(いっしんいったい)とは、文字通りには「一つ進んで一つ退く」という意味で、物事が進んだかと思えばまた戻ってしまい、なかなか前進や解決に至らない状況を指します。

この四字熟語は、戦争や競争、議論など、勝敗や結論がはっきりしない状況に用いられることが多いです。

また、進歩と後退が交互に繰り返されることから、葛藤や迷い、不確実性のあるプロセスを示す場合にも使用されます。

たとえ話
例えば、二つの国があるとしましょう。これらの国は隣接しており、長い間領土問題で争っています。

ある時期には交渉によって一時的に平和が訪れ、一歩前進するかのように見えます。

しかし、しばらくするとまた古い対立が表面化し、事態は元の状態に退いてしまいます。

このような繰り返しは、「一進一退」の具体例として考えることができます。

両国は一歩前進する希望を持ちながらも、過去の対立に引き戻され、解決には至らないのです。

現代社会での応用
現代社会においても、「一進一退」は多くの場面で見受けられます。

例えば、新しい技術の開発やビジネス戦略の立案など、進捗が見えるものの、同時に問題や障害が発生し、一時的に後退することがあります。

この四字熟語は、そうした不確実性が常に存在するプロセスや、進歩と後退が織り交ぜられる複雑な状況を象徴していると言えるでしょう。

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