四字熟語579
本日の四字熟語は「股肱之臣」(ここうのしん)です。
#意味解説
「股肱之臣」とは、非常に重要な補佐者や助言者を指す言葉です。
この熟語は、古代中国の文献に由来し、直訳すると「太ももと腕の臣」となります。
ここでいう「股」は太もも、「肱」は上腕を意味し、人の体で重要な部分を支える臓器や肢体になぞらえて、国家やリーダーを支える重要な役割を担う人物を形容します。
#たとえ話
昔、ある国の王がいました。この王は非常に賢く、多くの戦を制してきましたが、それもすべては「股肱之臣」である二人の臣下のおかげでした。
一人は戦の策略を練り、もう一人は民の心を掌握し、王の政治を支えていました。
ある日、王は二人の臣下に感謝の意を表し、次のように語りました。
お二人は私の股と肱の如く、私一人では成し得なかった業を成し遂げさせてくれた。
国を治めるにあたり、お二人ほど重要な存在はいない。
このたとえ話から、股肱之臣の重要性がよく理解できます。
王やリーダーがいかに優れていても、彼らを支え、助言し、時には実際の行動を代行する重臣や補佐者の存在が不可欠であるということを示しています。
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