ファンと顧客の違い
シンガポールからこんばんは、
パンダママです🐼
私は、食材の買い出しは週1.2回ローカルマーケットに通っています。
以前、コロナの影響で行動に制限されていた頃は、キャスター付きのカバンを引いて一人で大量に購入していました。
最近は、息子とのお出かけがてら、平日にベビーカーを押して二人で行きます。
息子を連れて行くと、馴染みのお店の店員さんが『Hi handsome boy』と陽気にこえをかけてくださいます。
家の近くにはバスを使えばすぐに行ける大きなマーケットがあるのですが、馴染みの小さなマーケットが居心地が良く足繁く通っています。ちなみにスーパーマーケットは乳製品や小麦などを買う時のみ地元のスーパーを。
お米や日本の食材、お刺身を買う際はドンドンドンキ(SG版ドンキホーテ)へ行きます。
マーケットでは、毎回必ず八百屋さんを二軒はしごします。
一軒目はクールな年配の女性が切り盛りするお店。
野菜がとても新鮮、クールだけど打ち解けると、とても親切にしてくださります。
トマトやブロッコリーやとうもろこし、日本産のゴボウや長芋、大きなマッシュルームなどちょっと変わったものも置いていたり。
安心して新鮮な野菜が買えます。
二軒目は年配の姉妹が切り盛りするお店。
初めてこのマーケットを恐る恐る覗いた時に、妹さんの方のおばちゃんが『ホウレンソウ おいしい!』と日本語で声をかけてくれました。
その他の野菜や金額、ちょっとした会話も日本語。産地も詳しく教えてくださります。
ただ、もう一つの八百屋さんと比べると、野菜の鮮度がイマイチ。
しかし、初めて行った日から、私の顔を覚えてくださり、息子にも優しく対応してくれたりコーラやお菓子などをくださります。一歳なので飲めない食べれないのですが、優しさが嬉しく、ありがたく頂戴しています。
そして、必ずネギを数本サービスしてくださります。
また、一週間いかない日があると、先週は来なかったね、との声かけも。
もはや親戚のおばさんくらいの気持ちで、おばちゃんに会いにこのマーケットに行きます。
私はオンラインサロン、西野亮廣エンタメ研究所に入っています。
その中で西野さんが、よく『顧客とファンの違い』について話をされます。
顧客はサービスを愛してくれる人
ファンはサービス提供者を愛してくれる人
とされています。
https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/nishino-akihiro/entry-12603621733.html
なるほど、とても実感。
私を二軒の八百屋さんで当てはめると
一軒目のお店にとって、私は顧客
二軒目のお店にとって、私はファン
おばちゃんのお店で買った、ブロッコリーが傷んでいて、一軒目のお店で買うことにしたなど、多少の裏切りはあります。
しかし、にんじん・玉ねぎ・じゃがいもなど、必ず冷蔵庫に入れておきたい野菜は、おばちゃんのお店で買います。
一軒目のお店だけで野菜の調達を済ますことはまずありません。
毎回良くしてくれるおばちゃんを裏切りたくない、またおばちゃんとの買い物でのやりとりを楽しみたいと言う気持ちがあります。
私は出会って早々に、おばちゃんのファンになっていたようです。
おばちゃん自身、シンガポールの方なので、英語と中国語は当たり前のバイリンガル。
それに加えて、その他のシンガポールの言語であるマレー語やタミル語であるだろう言葉を、その言葉を使うお客さんに話しているのをお見かけしたこともあります。
そして、外国人である私には日本語を。
商売をする上での努力が伺えるし、お客さんへの心遣いや声掛けでしっかり顧客の心を鷲掴みにし、ファンにしているのだと思います。
素晴らしいなと思うと同時に、いつまでもお元気で、お付き合いしていきたいと願うばかり。
昨日知らずにマーケットに行くと、年に一度の大掃除でお休み中でした。止むを得ずスーパーで野菜を購入しました。やっぱりマーケットの野菜は新鮮で美味しいなと改めて感じました。
パンダママでした🐼