知れば得する知的護身術のススメ
本日は女性に特におすすめの護身術として、「知的護身術」について書いていきたいと思います。
高い護身用品を無駄に買う必要が減り、実際にストーカー被害やひったくり被害の解決に役立つこともあり、損失回避=得する 護身術です。
知的護身術とは?
明確にこういう護身術があるよーというよりも、護身術としての知識を身につけること全般的な総称です。
技術的な護身を覚えるのも、もちろん大切ですし必要なことですが、
まずは、知識から習得することで、技術をさらに活かしやすくなります。
また、一番大切なことは「いざという時に自分の思った通りに体が動かせること」です。
技術的に護身術を習っていても、いざという時に恐怖で体が動かなくなることは想像できます。
なぜ恐怖により体が動かなくなるのかを知っておくだけでも、役に立つことは多いです。
これから、覚えておくと良いことを一つずつ説明していきますので、女性だけでなく、男性の方にも最後までお付き合い頂けますと幸いです。
恐怖で体が動かなくなる理由とは?
人間が恐怖を感じると、その場から逃げようとして脳がフル活動します。
その為に、足元から血液が脳に集中してしまい、結果として足先から血液量が少なくなり、動かせなくなるといわれています。
実際に恐怖の状態に陥った人の体温は1℃~最大2℃程度下がることがあるそうです。(お化け屋敷で号泣した人の体温を測った実験により)
また、脳がパニック状態になるため、実際にはどう動いてよいかわからず、
結果として逃げられなくなるということもいわれています。
脳がパニックになった状態だと、自分の行動を選択肢として適切に抽出できず、多くの選択肢があると決断まで時間がかかる(ヒックの法則)のため、正常な判断が行えないのかと推測されます。
いずれにせよ、人間は恐怖で体が自由に動かせなくなることは自然な反応であるということを理解しておくのが大切です。
護身術の目的とは?
読んで字の如く、身を護る術と書いて護身術です。
そのため、「相手を倒すこと」は必ずしも必要ではありません。
逃げられる時は逃げるべきであり、助けを呼べる場合は助けを呼ぶのが護身術です。
そして一番大切なのは「そもそも危険な状態に身を置かないこと」が全てです。
個人的には「事前察知、事前回避、事前防御」をすることを推奨しています。
事前察知:危険な場所に近寄らない、一人で夜間に歩かない
事前回避:危険な状態にあるということを察知した場合は速やかに立ち去る
事前防御:逃げられない状況下では襲われる前に防御態勢に入る
この3つを明確に区分する必要はなく、要は危険な状態にならないように日ごろから意識することで、そもそも護身術っていらないよね?って言える状況を作るのが、最強の護身術であるということです。
護身術の方法とは?
女性向けの内容として書きますが、基本的には男性も一緒です。
・ハイヒールなどの走れない靴を履かない
・できればデニムパンツなどを履き、スカートを避ける
・危険な場所に出入りしない(夜の繁華街など)
・夜遅くなる時は一人で行動しない
大まかに言うと、服装と行動範囲を変えれば危険なことを大幅に減らせると思います。
ただ、ファッションを楽しめなくなるのが嫌な方もいると思うので、
その場合は護身用品を使用して、いざという時の対策をしておくと良いと思います。
おすすめの護身用品
護身用品の種類として以下の4種類が一般的かと思います。
スタンガン:言わずと知れたメジャーな護身用品
催涙スプレー:種類が複数あるが液状タイプと霧状タイプが一般的
マイオトロン:電撃だけでなく脳波にも作用するため強力
フラッシュライト:懐中電灯の強力版
イメージとしては上2種類を護身用品と思う人が多いかと想像しますが、
個人的なおすすめはフラッシュライトです。
スタンガンは密着する必要があり、なおかつ数秒間はその状態を維持しなければならない。
また冬など厚着の状態だと直接肌にスタンガンを当てることができず、効果が薄い。
催涙スプレーは霧状タイプの場合、風下にいると自分が危険になり、液状タイプの場合は暴漢者が複数の場合に同時に使えない。
そして、上記2種類の共通のデメリットは「相手に危害を加えなければならないという心理的ストレスから使用を躊躇する可能性がある」ことと「奪われた場合、相手の武器になる」という点です。
その点フラッシュライトのメリットは以下の通り
・相手に直接触れる必要もなく長距離から使用可能
・複数の相手でも効果がある
・相手に危害を加えなくてよいので、心理的ストレスが低い
・相手に奪われたとしても直接的な武器にはならない
(目を反らせば良いだけなので)
昔はシュアーファイヤーという銃器に取り付けるフラッシュライトが小型かつ強力だったのでお勧めでしたが、今はもっと良い商品が出ているかもしれません。
また、いつでも使えるような、取り出しやすい状態にしておくことが大切です。
※マイオトロンは現在ほぼ入手不可なので割愛しました。
まとめ
ここまで読んで下さった方は、すでに知識護身術というものをある程度習得できていると思います。
大切なのは「知ることでいざという時に自分に勇気を持てる状態になること」です。
不安なことを少なくして、こういう危険な状態のときはどうすべきか、をイメージしておけば、実際にそうなった時に体を動かせるようになるまでの時間は少なくなると思います。
日本は比較的安全な国と呼ばれていますが、それでも事件や事故は発生しています。
自分の身を自分で守れるように、自分の家族も守れるように、日ごろから意識してみては如何でしょうか。
少しでも多くの人のお役に立てていれば幸いです。
それでは、また!
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