何があるわけでもないが、何か楽しめる。【みんなの多摩湖堤防】
東村山編集室地域ライターのオキタリホです。
市内9つの駅の“推しポイント”をご紹介していく連載記事【市内9駅ここから見てみました!】第2回は“武蔵大和・多摩湖・西武園”。
志村けんさんが東村山音頭で〝東村山 庭先には 多摩湖〟と歌っていたことは東村山に住んでいてもいなくても、わりと浸透しているのではないだろうか。
そして昨年だったか、同じく東村山出身の原田泰造さんが某TV番組で東村山の自慢としてこちらを紹介したことは記憶に新しい。私もたまたま番組を見て“身内ネタ”に爆笑していたひとりだ。
何度か多摩湖堤防ネタを見たその後、衝撃的なニュースが飛び込んできた。
私も多摩湖が東大和市のものだったことや、堤防も半分しか東村山のものではないとは知らなかった。
子どもの頃から知っているあの綺麗な取水塔も東大和のものだったのか、、
もちろん東村山の自慢・魅力的な場所は多摩湖堤防だけではない。
が、多摩湖堤防も市内の自慢であることは間違いない。
たとえ半分だけだったとしても、、!
地図上で確認しても多摩湖はその1%、堤防は50%しか東村山のものではなかった、、。
衝撃的な事実ではあったが気になったのは堤防にある市の境。どのあたりが東村山の堤防なのか実際に確認しに行ってみた。
堤防に着いたがこの日はかなり暑く、時間も14時頃だった為ほとんど人がいなかった。
堤防上は広々としているため、普段はウォーキングやランニング、サイクリングを楽しむ人も多く見られるのだが、こんな日は涼しい部屋でドラマの再放送を見るに限る。
Googleマップを頼りに東大和市側から少しずつ市境に近づいてみた。
ここだ。
ほんとにほぼ真ん中くらいのところだった。
市境から東村山側をみると、西武園ゆうえんちの大観覧車と展望塔が少し近くみえた。
汗がは止まらないがなんだか達成感があった。
多摩湖(村山貯水池)は多摩川の水をダムによってせきとめられ人工的にできたダム湖のことで、堤防は村山下ダム側にある。
1924年に完成し東京都水道局が管理している。ここから東村山と境の浄水場へ水が送られ東京都民へ供給されているのだ。
隣接する都立狭山公園は、春には桜が咲きお花見客で賑わうし、夏になると西武園ゆうえんちの花火を見に大勢の人が堤防に集まる。
初日の出スポットとしても有名で、元日にはやはり多くの人が堤防に集まる。
私自身は、10年ほど前に武蔵大和(東大和市)に住んでいたため毎週のように多摩湖自転車道の坂をビール片手に登り、西武園の花火を見ながら1杯やるのが習慣になっていたし、高校生の時のマラソン大会は多摩湖半周がコースだった。
いつだか東村山市が主催の狭山公園を走るマラソン大会に出たことがあるし、勢いでフルマラソンを走ることになった時は多摩湖を半周するのが練習ルートだった。
大体がマラソンの思い出になってしまったが、私の数十年の中に多摩湖と堤防は存在している。
きっとそれは私だけではなくみんなも一緒で、それぞれの多摩湖と堤防がきっとあるのではないだろうか?
ということは多摩湖と堤防は東村山市でも東大和市でもなく“みんなのもの”なのだ。(気持ちの問題ではあるが)
先述した通り、特に休日は多くの人がウォーキングやランニング、サイクリングを楽しんでいる。犬の散歩をしている人もいる。
これからは紅葉やススキが楽しめるようだ。
何があるわけでもないのだが、何か楽しめるのがみんなの多摩湖だ。
私にも新たな楽しみ方があればと、狭山公園内を散策してみた。
これから多摩湖、堤防、狭山公園付近に遊びに行かれる方にも参考にしてもらえたらうれしい。
公園内にある氷川神社は9月にお祭りがあり、盆踊りやお神輿もあるらしい。
堤防からも階段があり狭山公園へ降りられるのだが、緑のじゅうたんが広がっている。テーブル付きのベンチも多く、お花見シーズン以外にもピクニックが楽しめそう。
遊具広場で懐かしいブランコをこいだらものすごく高くて怖かった。
市境のことで確認をしたく公園管理所に行くと快く地図を見せて頂いた。少し不審がられたので「東村山編集室です。」と申し出ると「わ!初めて見ました!」と喜ばれてしまった。なんだかすみません。。。
狭山公園内は自然が豊かで季節ごとにたくさんの植物や昆虫、鳥類がみられるとのこと。
お散歩前に管理所へ行くと色んな散策マップがあるのでぜひ!
これからも私は多摩湖に、堤防に、狭山公園に足を運ぶことになるだろう。
この記事は下記のページに参加しております!
まとめて読むと〝武蔵大和・多摩湖・西武園〟エリアに出かけたくなること間違えなし!
秋の行楽シーズンを前にぜひ一読くださいませ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?