見出し画像

夫が亡くなって2ヶ月

12月には働いていた夫が、あれよあれよと体調が悪くなり、癌が体のあちこちに広がって2月半ばには動くのも辛くなり、入院して、3月頭には「もう治療方法がない」って言われて、在宅介護に切り替え、4月半ばには旅立ってしまった。

48歳で。

小3と高2の息子と、私を残して。

癌が発覚して2年半、こんなにすぐ旅立ってしまうのなら、夫の実家に帰省すればよかった。よくなってからって思っていて、去年はコロナで、結局3年も帰れなかった。

80を超えた義両親は葬儀にも来られなかった。80を超えて息子を亡くすなんてつらすぎるよね。

こんなはずじゃなかった。なんで?なんで夫はいないの?なんで?と問うても答えのない日々。

夫を亡くすのは辛いのはわかってたけど、想像の100倍辛い。正直、生きている時は不満がいっぱいあって、離婚したいって思ったことも何回もあって、優しくできないこともいっぱいあった。今、本当に後悔しかない。

どうして生きている時にもっともっと優しくできなかったんだろう。生きている時にしか優しくできないのに。

その時その時、精いっぱいやったつもりだった。でも「もっとこうすれば」「ああすれば」夫はもっと長生きできたんじゃないかって思うことばかり。たらればを言っても仕方のないことと分かっていても、思わずにはいられない。

自分がまさか、こんなに毎日泣くとは思わなかった。こんなに悲しくて夫に会いたくて、話したくなるなんて。

嫌だった部分は思い出せなくて、良いことばかりが思い出されて余計に辛い。もう一緒にディズニーランドに行けない、もう温泉も旅行も行けない、家電好きな夫が家電を選んでくれることもない。ただただ辛い。

闘病中から心療内科のお世話になっていたけど、夫が亡くなってからは、体力も気力も本当になくなって、人と会いたくないし、買い物できないし、できれば引きこもってたい。

でも子供を育てなければならない。いろんな支援や実家の母の助けはもらっているけど、シンドイ。

どうしていないのかな。なんで?って思いは一体いつになったら浮かばなくなるのだろう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?