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メンテナンスの第一歩 洗車

おはようございます、こんにちわ、こんばんわ。

だんだんと気温が下がってきて、天候も荒れてきた北陸の寒空の下、そろそろスタッドレスへ交換しなければと考えるような時期になってきましたね。

さて、以前の記事「タイヤ選びがカーライフを変える!」で『メンテナンスは大事です!』というお話もしました。
そんなメンテナンスの第1歩として『洗車』について触れていきたいと思います。

どうしてる?洗車のやり方

本題に入るその前に、
お車お持ちの皆様、普段の洗車はどうされていますか?

おそらく、分類すると
①洗車なんてしたことない
②ディーラーで整備しているからその時にやってもらっている
③GSで洗車機、又は手洗い洗車を依頼
④洗車やコーティングの専門店へ依頼
⑤洗車場や自宅前等で自分で手洗い
といった感じでしょうか?

①と②という方は今回のお話は(ふーん)で終わるかもしれませんが、それでも良ければ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

では本題に入ります。
メンテナンスと言いながら「洗車」、つまり車を洗うことです。
おまえは何を言っているんだ?という方もいらっしゃるかもしれません。

洗車と言っても「自分で手洗いする洗車」、つまり⑤を指してます。

自分で手洗い洗車は「道具揃えなきゃいけないし、時間も手間もかかるし、自由に使える水道も無いとダメだし、めんどくさい」と思われる方も多いでしょうか?

人気のSUV、ミニバンなど車体が大きい車、軽自動車でもハイト系が増えている昨今では、確かに洗うのが大変な車も多いかもしれません。

ですが、自分で洗うからこそ、車体の傷や塗装の傷み、タイヤの傷みなどを確認することが出来ます。
なので、洗車がメンテナンスの第1歩と言って良いと思っています。

GSや洗車専門店へ依頼しての洗車の場合、受け取りの際に車の状態を確認すると思います。店舗によってはスタッフ側で気づいたキズや不調の予兆等について説明がある場合もあります。そういったところからもメンテナンスの参考に出来る情報を得ることが出来ます。

洗車にも種類がある

洗車と言っても「水洗い」と「泡洗車」の2種類があります。

「水洗い」はカーシャンプー(洗剤)を使わずに行う洗車です。
泡をすすぐ必要が無いので、水と拭き上げタオルがあれば洗車ができます。

水洗い

洗車機で泡を使わずに流水とブラシのみで行う洗車も「水洗い」に分類されます。GSであれば300円~500円ぐらいの安価で行っているところが多いですし、ディーラー等で「ついでに洗っときました」という洗車も基本的には水洗いが多いです。

利点は道具が少なく、時間も短時間で終わります。

しかし、黄砂や花粉などの汚れは水洗いでは落としきるのは難しく、泡によるクッションも無い為、洗車傷がつきやすいという難点もありますので注意しましょう。

泡洗車

次に「泡洗車」はカーシャンプーを使用する洗車です。
泡のクッションがあるので、洗車傷がつきにくく、油分を含んだ汚れなどもしっかり落とすことが出来ます。そのかわり、泡をすすぐ必要があり、すすぎが不十分で泡が残ってしまった場合、乾燥してシミが出来る場合もあるので、注意しましょう。

以降は泡洗車を行う為に必要な道具、そして私なりの手順をご紹介します。

泡洗車に必要な道具たち

泡洗車に必要な道具として、「水」、「カーシャンプー」、「スポンジ」、「バケツ」、「拭き上げ用タオル」が最低限必要と思います。

カーシャンプー

カーシャンプー一つ取っても各社色々なものがあります。
一般的なカーシャンプーは車体の色に関わらず、汚れを落とすことを目的にした「中性タイプ」のものが多いです。

少しこだわりたい場合は、コーティングの種類によっても相性の良いシャンプーがありますので、そういった商品を選ぶと良いでしょう。

また、足回りやマフラー回りの頑固な汚れを落とすための「アルカリ性タイプ」もあります。また、雨ジミや水垢、ウォータースポット等を落としたい場合は「酸性タイプ」も有ります。
これらは洗浄力が高いので、場合のよっては塗装面や樹脂パーツ表面にダメージを与えることがありますので、用法・容量はしっかりと守って使いましょう。

基本的には中性タイプのものを選べば特段、問題ありません。
カー用品店や通販で大容量サイズが安く売られている場合もありますし、自分の洗車頻度に合わせて使いやすそうなものを買うのが良いと思います。

ちなみに、私が今使っているのはソフト99さんから販売されているコチラです。

私は基本的にコーティングを施すので、コーティング施行車用のものを量販店で見て、安かったので購入したものです。
使用感は泡立ちも良く、流した時の泡切れも良い、可もなく不可もなくな無難なものかなと思っています。

こちらがもうそろそろなくなるので、次はどれを使おうかなと色々見ていますが、泡立ちが良く、汚れ落ちも良いという口コミやレビューが多いので、第一候補としてはコチラですかね。

スポンジ

安いものは100円ショップでも購入できますし、柄付きタイプやホースに取付けできるタイプがあります。スポンジ以外にもムートンタイプやモップタイプ、ブラシなどがあります。
正直なところ、『これが良い』というよりはも自分の使いやすいものを選んで使うのが良いと思います。なので、台所用(食器用)のスポンジでも実はいいんです。女性や手の小さい方には洗車用のスポンジは大きいので扱いにくいという方もいらっしゃるでしょう。細かい所の取り回しを考えると台所スポンジも十分使えます。更に細かい所は歯ブラシやめんぼうを使って洗う!なんて方もいらっしゃいます。

そんな私は、手にはめて使うムートンタイプを使ってます。

これではないですが、こんな感じのタイプを使っています。
ムートンタイプは手のひら全体で洗う感じで使えるので、一度に洗える面積が広く、手に装着するので、力も入れやすいです。また、洗っている途中で地面に落としたりもし辛いので砂利などが付着しにくいという点もメリットです。
逆にデメリットは泡が長持ちしない、毛が絡まる、毛に汚れがたまりやすい、洗車傷がつきやすい、価格が高いという点があります。

洗車傷?と思う方もいらっしゃるかもしれません。ムートンは研磨用のバフにも使われる素材なのであまり力を入れすぎると細かな引っ掻き傷のような洗車傷がつく場合があります。手に装着するので力も入りやすいので注意が必要です。毛が長いムートンだと内部に細かな砂利が絡まっていても気づかないこともありえる為、そういった砂利によっても傷がつく可能性もあります。

そういった砂利の付着を避けるために、車体用と足回り用は可能であれば分けた方が良いです。これは「バケツ」にも言えます。足回りを洗うとどうしても砂利が付着しやすいので、そのままボディを洗ってしまうと綺麗にするための洗車でキズを付けていることになります。
なので、『車体を洗うスポンジとバケツ』と『足回りを洗うスポンジとバケツ』という様に分けた方が良いです。ホイール等の足回りを洗うスポンジは台所用スポンジで十分ですから、バケツを2つ準備するのは難しくてもスポンジは分けるようにした方が良いと思います。バケツ1個でやる場合はまず車体をすべて洗いきってから足回りを洗うなど、バケツ内に砂利がたまらない様にしましょう。

バケツ

100円ショップに売っているバケツで十分です。大は小を兼ねるので、大きい方が泡も多く作れますし、スポンジをすすぐのも簡単ですが、持って移動するときに重いので、そのあたりは御自身のお車のサイズや洗車の仕方とご相談ください。
私はバケツ内で泡を作って、泡バケツを持って移動するので、10L以下のものを使っています。

拭き上げのタオル

こちらも正直言えば何でもよいかなと思います。GSでは「吸水性が良く、毛羽立ちが少ないので、拭き上げに適している」ということで専用のマイクロファイバータオルを使用していました。マイクロファイバーじゃないタオルでも十分拭き上げは可能ですし、吸水性が下がれば絞ればよいだけなのでここは何でもいいかなと思います。

最近、私は拭き上げの前に給水スポンジでサッと水分をぬぐってからマイクロファイバーのタオルを使って拭き上げを行っています。

使っている給水スポンジはニトリさんで出ているコチラのスポンジです。

洗車だけでなく、お風呂掃除の仕上げや窓の結露除去などにも使えるので、普段の水回りの掃除にもオススメです。

こんな感じで「カーシャンプー」、「スポンジ」、「バケツ」、「拭き上げ用タオル」と水源があれば十分洗車が出来ます。

やってみると意外と簡単 私なりの洗車手順

では実際に洗車をする場合の手順を、僭越ながら私の手順でご紹介します。

まず、バケツの洗浄とムートン(スポンジ)の下洗いです。
使い終わった後には必ず洗いますが、乾かした後の保管中にも埃や砂などが付着するのでそういったゴミを洗い流します。

そしたら、バケツにカーシャンプーを適量入れて水と泡が6:4~7:3ぐらいになるように泡立てていきます。洗うときは泡をムートンですくい取って使います。ムートンのすすぎの為に水も必要なので6:4ぐらいで準備するのが個人的には良いかなと思っています。

洗浄泡の準備ができたら、車全体に水をかけて予洗いを行います。
散水ノズル付きのヘッドが付いたものがあると捗ります。また、良く聞くケルヒャーなどの高圧洗浄ノズルがあればさらに捗るでしょう。ですが、無いと洗車出来ないということは一切ないので、なければバケツや2Lのペットボトルを複数本準備すれば十分できます。ペットボトルのキャップに複数穴を開けてシャワーの様に使えば十分洗い流せます。
実際、私も水道設備が十分に使えない場所に住んでいた時、洗車するときはバケツとペットボトルでやってました。

さて、水をかけていく順番ですが、基本的には天井⇒ガラス面⇒ボディパネル順に上から下へかけていく様にしましょう。
散水ノズルや高圧ノズルを使っている場合、この時に足回り、タイヤハウス内をしっかり流しておくことで、小石などの砂利を洗い流しておくと良いでしょう。
ボディ側は全体がびしゃびしゃになるぐらい水で流せばOKです。

ここからムートン(スポンジ)で洗っていきます。
洗っていく際、パネル1枚づつ順番にやっていく様な感覚でぐるっと1周します。専門店で紹介している順は天井⇒ガラス面⇒ボディパネルという順番でこちらも上から下に向かって洗っていきます。

私が洗っていく順番は左前フェンダー⇒フロントガラス(左半分)⇒天井(左半分)⇒左前ドア(ガラスから)⇒左後ドア(ガラスから)⇒左サイドスカート⇒左後フェンダー⇒左後フェンダー⇒リアガラス⇒リアハッチ(トランク)⇒リアバンパー⇒右後フェンダー⇒天井(右半分)⇒右後ドア(ガラスから)⇒右前ドア(ガラスから)⇒右前フェンダー⇒ボンネット⇒フロントバンパーという感じです。

洗う際、バケツの泡をムートンですくって洗う部分にやさしく広げるようにして洗っていきます。ムートンを使ってパネル全体に泡を広げていく感覚で力を入れすぎない様にして洗います。スポンジの場合、スポンジが潰れるほど力を入れる必要はなく、泡を広げながら車体を撫でていく様にして、泡で洗っていきます。ゴシゴシやると洗車傷の原因になりますし、無駄に疲れます。1パネルが洗い終わったらムートンをバケツの水ですすいでから次のパネル用の泡をすくって洗うということを繰返していきます。

1周終わったら水をかけて泡を流していきます。
炎天下の場合は、泡が焼付くとシミの原因になるので半分ぐらい終わったら一度、水で泡を流す場合もあります。

全体的に泡が流れたら次に足回り(ホイール)を洗っていきます。
ホイールは別のバケツ、別のスポンジを使って洗っていきます。ホイールはスポーク1本一本を洗っていくような心持ちで洗っていき、ナット穴もスポンジが入る範囲で洗います。タイヤは側面をサッと撫でて終わりです。
専門店の洗車を目指しているわけではないので、私の場合はタイヤハウスの内側までは泡洗浄はしてません。散水ノズルのジェット水流や強めのシャワーで流して終わりにしています。

足回りの洗浄が終わったら改めて天井から水をかけてすすいでいきます。洗い残しや汚れの落ちていない部分が無いか確認し、そういったところは再度泡で洗います。泡が流れ落ちたらすすぎ完了なので拭き上げに入ります。

最初はざっくりでいいので、車体の水滴をぬぐっていきます。タオルを広げてサッと撫でていく様な心持で大丈夫と思います。
私はこのタイミングで先ほど紹介したスポンジで車体を撫でるように水滴をぬぐっていきます。
全体の水滴がぬぐえたらパネル1枚ずつ拭き上げていきます。この際、こだわりたい人はドアやボンネット、トランク、給油口などを開けて隅々まで拭き上げてください。洗車の仕上がりはこの拭き上げで決まりますので、気が済むまでやりましょう(笑)

基本的な洗車の手順は以上です。

もっとこだわっている方はフォームガンと呼ばれる泡の出る器具を使って洗車をする方もいらっしゃいますし、ガラス面、車体、樹脂パーツの各部位で道具を変えている専門店など、人それぞれで洗車の仕方は十人十色です。ボディサイズによっても洗いやすさも違うので、「自分でやることが最適解」ではありませんが、自分で洗うことで愛着も湧きますし、キズや不調の予兆にも気づけることが多いです。

洗車の頻度は?

「自分で洗うことの重要性は分かったけど、最適な洗車の頻度は?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

私の答えは「洗車したい時にする」のが良いかなと思っています。

なんだよそれ と思うかもしれませんが、義務感が出るとやる気なくなりませんか?いくら自分の車が好き、大事と思ってもメンテナンスに手間やお金がかかり過ぎるとストレスになる場合もあります。
なので、何事も適量をという感覚で、「やりたいときにやる」、「きになったらやる」ぐらいの心持ちが大事と思います。

私の場合、概ね月に1回、多いと2週間に1回(月に2回ほど)洗車をします。
また、長距離を走った後はなるべく早いタイミングで洗車しています。
「長い距離を走る=長い時間車を使う」ので汚れもつきやすいですし、飛び石などで小傷がついたりすることもあります。高速を走った後は多いですが、虫の衝突跡がフロントにびっちり…なんてこともあるので、そういった汚れを落とすためにも長距離走行後は早めに洗車しています。

洗車道具のお話の際、コーティング云々と少し触れましたが、私の車はキーパーさんのクリスタルキーパーを施行しています。加えて、自分でシュアラスターさんのゼロドロップをクリスタルキーパーの上から施工しています。
このゼロドロップの効果期間が大体1~2か月程なので、そのメンテナンスも兼ねて2週間に1回~月に1回ぐらいで行っています。

私の周りでも、毎週の様に手洗いをする方もいれば、洗車自体は月一だけど普段は洗車機で洗って、3か月に1度ぐらいの頻度で手洗いという方もいらっしゃいます。自分のできるときに、自分のやりやすい方法で洗車するのが良いと思います。

まとめ

メンテナンスの第一歩ということで「洗車」についてまとめてみました。
自分で使うモノを自分で手入れをする。当たり前ですが、難しいことですね。そのメンテナンスの中でも「洗うこと」は比較的自分でもやりやすいことだと思います。
”自分の車を綺麗な状態に保つこと”って意外と大変だったりします。
でも、綺麗な状態だと自分の気持ちも上がりますし、回りから見ても『大事にしてるんだな』と思われることが多いです。
最近は洗車機の技術もすごい高いです。手洗いだけが至高ではありませんので、(最近洗ってないな…)と思ったあなた!お使いのGSで洗車の相談だけでもしてみてください。

次回はちょっと今回触れた「コーティング」について書いていこうと思います。お楽しみに

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