森の国俳句ウォーク 第74回昭和初期を代表する松野町出身の俳人、芝不器男さんを顕彰する葛句会のお話をお届け!

椿 落 ち て 色 う し な ひ ぬ た ち ど こ ろ  芝  不 器 男

椿の花が落ちたそばから輝かしい色を失ってしまうという俳句です。花の色に色に着目し椿の生命感を詠み上げたところに芝不器男さんらしさを感じることができます。

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今日は芝不器男さんの命日ということで不器男さんの顕彰活動を続けている葛句会の会長さんにお話を聞きました。
いまから92年前の1930年2月24日が不器男さんの命日です。
その芝不器男さんは26歳10ヶ月という短い生涯を閉じました。

今日、葛句会の谷会長が取り上げたのが

麦 車 馬 に 遅 れ て 動 き 出 づ

この俳句は、芝不器男の研究で有名な飴山實さんがまとめた不器男の句集「麦車」のタイトルにもなっているほど有名な俳句です。

馬に一瞬遅れて麦車が動き出す微細な動きと当時の松野町のメインストリート「松丸街道」の様子も想像させます。

また今年で68回を迎えた不器男忌俳句大会は1955年の不器男さんの命日に合わせてお披露目された句碑の除幕式から毎年続いています。

その句碑がこちら!

代表句「あなたなる夜雨の葛のあなたかな」は、仙台にいて遠くふるさと松野町を想った俳句です。

句碑は、松野西小学校の目の前にあり、広見川や虹の森公園や松野町の新しい庁舎が見渡せました。

ぜひこの機会に松野町の俳人芝不器男さんのことを知っていただけたらと思います。

来週は松野町の地酒がそろそろできるころなので・・・
お楽しみに!

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川嶋ぱんだ
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