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【第1話 不平等という名の平等】

先日、ボクシングの井上尚弥VSスティーブン・フルトンの試合をみていたんですが凄かったですね!
井上尚弥が階級を上げて初めての試合で相手はあのスーパーバンダム級最強と謳われるフルトン。
流石に技巧派フルトン相手には判定までいくんじゃないかとも思っておりましたが見事にTKO勝利をみせてくれました。
そして井上尚弥のあのパワー、理不尽だ…と思わざるを得ない僕だったのでした。

という事で今回は理不尽な社会について考えさせられるピケティの法則についてみていきたいと思います。


ステージⅠ:ピケティの法則?なにそれ美味しいの?

フランスの経済学者トマ・ピケティは緻密なデータをもとに書かれた書籍『21世紀の資本論』の中で資本収益率(r)はつねに経済成長率(g)より大きいという不等式が成り立つと主張しています(r>g)

こういう難しい話は僕も苦手なんですが笑
とーっても雑に説明すると
僕たちが一生懸命働いて高収入を得るよりも、株や土地などの資本から得られる利益の方が断然儲かるよ
というものです´д`

そして金持ち (資産を持っている人) はより金持ちになり、労働でしか富を得られない人は相対的にいつまでも裕福になれない。
しかもその格差は拡大しつつあるという……

なんとも残酷で不平等な社会をみてしまった気がした僕なのでした。


※善良な方々のイメージ画像です


ステージⅡ:いやいや流石にそんなの放置しないよね?ね?

さぁではこの不平等を防止できないのだろうか?という思考に誰しもがなると思います。
そしてその防止策もちゃんとピケティは提唱しているのです\( ˆoˆ )/

それは累進課税を徹底して租税回避をさせないよう国際的に協力していくという事。
つまりお金持ちからしっかり税金を取っていきましょうという分かりやすいもの。

しかしこれ
無理なんです( ˙-˙ )

なぜかというと
この世の中の仕組みを作っているのは資本を持ちその恩恵を受けているその人達だから。
わざわざ自分たちが不利になる世の中に変える必要はないというわけです。

うーん、そりゃ人間ですからね。
本当に自分を犠牲にして世の中を変える大資産家がいたらきっと伝説の勇者になってると思います。


ステージIII:攻略本求む

じゃあ一般ピーポーの僕はどうしたらいいんですか?
酒に溺れて社会の愚痴を垂れ流してればいいんですか?
はい、そんな事はやめましょう。

世の中の仕組みやルールがそうなっている以上少しでも資本優位の社会に適合する努力をしないといけないよな、というのが僕なりに無い頭を使って導き出した答えです。

これまで金融教育を受けてこなかった日本人にとって株や不動産のような運用に手を出すのはハードルが走り高跳びくらいの高さに感じるほど一歩を踏み出せないものだったりすると思います。

しかも資産運用に回すだけの余力がありませんというのも現実あると思いますし。

ですからまずは労働で得られる利益を最大化するというのが最初の努力としては大事かなと思うのです。
名だたる資本家も最初は地道な労働収入から始まったという人がほとんどなんじゃないかなと思いますし、資本が少ない内はどう考えても労働収入を最大化する方が効率はいいと思います。

その上で少しずつ知識をつけ資産運用をしていって効率化を図る努力をしていく。

簡単じゃないかもしれないですけど、この社会の仕組みに流されるのは癪なので自分なりにできる事をやっていく事が大切かなと勝手に納得してみたりしています。



ステージⅣ:不平等を受け入れる寛大な心を手に入れたい

世の中けっこう不平等でしたね。
それでも僕たちが今生きている社会は資本家の力によって成り立っているとも思うんです。
普段僕たちが利用している物やサービスの中には資本家によってもたらされている事が多くあると思いますし、なにより色々と便利な世の中ですよね。
だから必ずしもこの状況が悪いとは思わないですけど、ピケティの法則を知ると僕は考えさせられましたね。

ただ僕たちは人間というカテゴリーの中に平等に存在しているわけですから自分の可能性は無限大だと言い聞かせようと思いました。

誰しもが不平等とされる側に立つ事は可能なんじゃないですかね、その点は平等にチャンスが与えられていると思いたいです。
だから寛大な心で不平等を受け入れたいなと思うのでした。(おわり)


エンドロール
ここまでお読み頂いた方、お見苦しい部分もあったことと思います。すいませんでした。
それでもお読み頂いたという事はすでに寛大な心をお持ちの事でしょう。
これからも気が向いた際に発信していきたいと思いますので暇な時にお付き合い下さい。

ではまた、次回の冒険でお会いしましょう。


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