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夏のセールでお買い物*運命の出会い?
職場近くのショッピングセンターが、老朽化のため建替えることになり、先月末に閉店した。リニューアルオープンは1年3ヶ月後とのこと。
仕事の帰りに時々立ち寄るくらいだったけれど、婦人服の店Sが店じまいになり、しかも、リニューアルオープンのテナントに入らないと聞いたときは、とても残念な気持ちになった。
私が欲しい服は、洗練されすぎてなくて、かと言って、おばちゃん臭くないもの。着心地のよい、安心感のあるもの、ユニクロを補完するもの。
だから、それら全てを満たすSは貴重なお店なのだ。
先月、Sを通りかかったときのこと、ロング丈のチュニックに目がとまった。
薄茶色の生地に上品な小花模様があしらわれている。
お尻が隠れるほどの着丈、袖は肘が出ない七分袖。
「お尻が隠れる」とか、「肘が出ない」というのは、冷えやら何やら様々な事情を抱える、初老過ぎのおばさんには嬉しい。
小花柄というのも良い。そう、憧れの小花柄…
これは、幼い頃、母に紺とか茶とか縞々ばかり着せられていた反動である。
母が言うには、私は「紺と茶と縞々(だけ)が似合う」のだそう。本当か?
さて、小花柄チュニック、すっかり気に入ったのだが、値札を見てびっくり!
13,600円也(税別)
お、お高い・・・
夏~初秋に着る服にしては、高い。
高くないですか?
冬物のコートか!?(個人の感想です)
せめて、五千円(私の中のボーダーライン)くらいにならんかな~
と、虫の良いことを思いながら、ショッピングセンターに行くたびに、Sのウインドウを確認。
幸い、小花柄チュニックは、いつもウィンドウの端にいてくれた。
やがて、Sでも閉店セールが始まった。
全商品が3割引きになり、5割引きになった。小花柄チュニックは、それでもまだ残っていた。
皆、様子をみているのだろうか。
「株」の世界で言う「模様眺め」って、このことか!?
そして、今日もまた、いつものように、例のチュニックを確認に行くと、
な、なんと!小花柄チュニックが、消えている…
「えーーーっ!」(←心の声)
膝から崩れ落ちそうになった。
今日から、全商品がついている値札からレジにて2割引きって、知らんがな(泣)
仕事帰りにしか行けない私は圧倒的に不利じゃないか(泣)
例のチュニックに心を寄せる、別の誰かの手に落ちたのだろう。
五千円とか言わないで、買っておけば良かった(泣)
この頃は、気に入ったものを長く着るようになった。
気にかけるのは、着やすさ、それから自分らしさ。
ま、いつも同じような格好をしているとも言えるけど。
人生の折り返しも過ぎたのだし、これから先は、本当に気に入ったものに出会えたら、そのときは躊躇わずに手元において、心ゆくまで、愛しんで着ようと、思ったのだった。
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ここまで、読んでくださってありがとうございます。
年齢と共に、着るもの選びに、苦労するようになりました。
そう言えば、知り合いのご主人は、禿げてきてから、以前よりも床屋さんに行く回数が増えたと言ってました。なんか分かる気がします。
違うかなw
今日も北陸の伝統工芸品をひとつ、ご紹介します。