自分はどう思うの?
どの職場に行っても、職場に人のした事にぐちぐちと文句を言う人が一人はいた。
そんな人とは逆に話をしてみて、何をそんなに言っているのか、自分が言われている時は何がいけなかったのか、飛び込んで聞いてみると言うことをしていた。
成る程ね〜そういう考えもあるのねと、聞いて‥
自分のものになる事もあるけれど、結局のところ自分がその人にとっての攻撃対象になる事が怖かった。
強いものに巻かれるタイプとも言えるし、自分のできない事、した事に自分で責任を取りたいとかいう気持ちも強く‥
結局巻き込まれて、人の意見のもとに、生きていた。
完全に他人に委ねていた。
辿ってみると、ずっとずっと昔からその技を身につけて、そうしていないと生きて行けなかった子供時代。
幼い頃には父と母が喧嘩をしていて。
そんな中で自分を守る術として周りの人に媚びを売る、自分を認めてもらい、誰かに許可してもらって育っていくことが、生きていく為に必要だったのだと思う。
今までその名残で人の話を聞きながら、相手に合わせようとするくせが抜けない。
そこで、考えてみる、自分に問う。
自分は本当は何を思っているの?
自分の考えとしてはどう?
そうやって少しづつ、自分の考えを書き出したり、主張する様になって、自分の固い歪んだ認知にも同時に気がつく事になり、はぁ‥
と落ち込む時もある。
気がついた所から始まる。
と、言うけれど、この自分を取り戻していく作業は地道で、思ったよりも時間が掛かる。
(私の場合だが‥)
それでもここまで来たら、今よりもっと楽に、素直に自分を表現できる日が迫っている気がする。
知らなかった頃より、今の方が、世界が綺麗に見えているから。