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panda1
2021年4月18日 00:51
女 バスが五条通りを早々と走り過ぎて行く。横に座る学生が座り疲れた腰を私に寄せてくる。私は画面が見られぬ様、右手をそっと窓際奥に移す。スマホ画面を通りに横たう銀杏並木が山吹色に染める。手の中、山吹色の絨毯をいくつもの男達が行き交ってゆく。 男達は必死に自分をアピールする。他の男達に負けない様に。そんな男達のアピールを私は無感情にザッピングしてゆく。それは、物語の中の王族にでもなってしまった様