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「第三章 女性牛飼いの章⑭」~育てた牛を食べれない牛飼い~(牛や猪や鹿を殺す話)
※今回は残酷な内容も含まれます。
牛飼いは自分が出荷した牛の肉の買い戻して食べる事があります。
しかし、女性牛飼いさんはそれをしません。
かわいそうで食べれません。
愛情持って育てるので複雑な気持ちなのでしょう。
「誰かに美味しく食べてもらったらいいんや、、、」
と言います。
それで僕は気になったので牛がどのように殺されるか調べました。
その現場は見た事ありませんが、猪や鹿の止め刺し(止めを刺すこと)や解体なら何度か手伝った事があるので それと照らし合わしてイメージしました。
屠殺場に連れて来られた牛たちは額に電気ショックを与えられえ失神しているうちに 首を切られて失血死させられます。
できるだけ牛にストレスを与えないように殺す方法だそうですが、たまに意識を取り戻す事もあるそうです。
その時はどんな感覚なのでしょうか?
一方、狩猟で捕獲した猪や鹿の場合は(くくり罠の場合)、電気ショックの道具などないのでバットや棍棒で頭を叩いて失神させます。
大きくて強いやつはなかなか失神しないので2~3人で囲んで何度も叩きます。
失神している間に血を抜きます。
血を抜く作業は頸動脈を切るパターンと心臓の大動脈を切るパターンがありますが、僕が手伝った時は心臓の大動脈を切るパターンでした。こちらの方が難易度が低いらしいです。
心臓を刺していると勘違いしている人が多いですが、そうすると心臓の動きを止めてしまい、出血しなくなるので良くないそうです。
そして、そのまま失血して死ぬのですが、牛と違ってだいたい意識を取り戻します。
意識を取り戻しても特に暴れる事はなく、静かに死んでいきます。
「死を察知した脳は脳内伝達物質を大量に出して気持ちよくなる。」
という話を聞いた事がありますが、本当にそのように見えます。
話は戻りますが、女性牛飼いさんはそのように殺された自分の牛を可哀そうで食べれません。
でも一緒に飲食店に行ったときに、他人が育てた牛は美味しそうに食べていました。
つづく
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