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「パン」と「ごはん」。管理栄養士がおすすめするのはどっち?

みなさんは朝食はパン派ですか?ごはん派ですか?

準備のしやすさやこれまでの習慣によっても様々だと思いますが、今回は管理栄養士の視点でどちらがいいのかを解説します。

◆パナプラス薬局の「栄養だより」って?
パナプラス薬局の管理栄養士チームがお届けする“食と健康に関するコラム”。食に関するちょっとしたギモンや管理栄養士ならではの専門的なお話まで、チームメンバー7人が発信しています。本日は「パンとごはんの栄養」に関するお話です。

管理栄養士がおすすめするのは、ごはん!

「予想どおり!」という声も聞こえてきそうですが、管理栄養士が栄養の観点からおすすめするのはごはんです。ここからは「なぜごはんがおすすめなのか?」、3つのポイントに分けてご紹介します。

理由①パンと比べてごはんは脂質量・塩分量が少ないから

まずは食パン1枚(6枚切り60g)と、ごはん1杯(150g)の違いを数字で比較してみましょう。

【カロリー】   ごはん 252kcal/食パン 168kcal
【タンパク量】ごはん5.4g/食パン3.8g
【脂質】     ごはん 0.5g/食パン 2.5g
【炭水化物】   ごはん 55g/食パン26.6g
【食塩相当量】ごはん 0g/食パン 0.7g

ごはんはカロリーは高いですが、脂質・食塩量が少なくたんぱく質も含まれています。おかずや副菜も一緒に食べる事を考えると、脂質・塩分のとりすぎを防ぐことができるため、特に高血圧の方や脂質量を気にしている方はごはんがおすすめです。

理由②ごはんは無添加だから

白米は無添加です。食パンは、油、砂糖、塩といった調味料に加え、乳化剤や香料、甘味料といった添加物が入った物が多いです。毎日食べることを考えると無添加のごはんは安心ですよね。

理由③パンと比べてごはんは腹持ちがいいから

パンは、麦をすりつぶした小麦粉で作られますが、ごはんは粒状のまま食べます。その為、腸の中でゆっくり消化・吸収されるので腹持ちが良いです。消化の為にもよく噛んで食べる為、満腹中枢も刺激します。

また、冷ごはんに含まれる「難消化性でんぷん」は消化が緩やかで空腹を感じにくくしてくれる効果があります。そのため、血糖値も緩やかに上昇します。急激な血糖値の上昇は、血管への負担を増やし糖尿病、動脈硬化や認知症などにも起因します。食後の眠たさ、けだるさも血糖の急激な上昇が要因のため、悩まれている方はごはんに変えてみるとよいかもしれません。

「脂質量、塩分量が少ない」「無添加」「腹持ちが良い」ことから、薬局でも患者様にはごはんをおすすめしています。とはいえ、どんな食べ物も食べ過ぎは禁物です。適量を守って食事を楽しみましょう。


パナプラス薬局管理栄養士チームよりおしらせ

パナプラス薬局では全店舗に管理栄養士が常駐しており、日頃から外来患者様を中心に栄養指導、栄養相談を行っています。

OTC商品(健康補助食品)購入に関するアドバイスや、専任の管理栄養士による「有料栄養相談プログラム」のサービスも行っておりますので、気になる方は各店舗までお気軽にご相談ください。

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