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ダイエット成功のカギは朝ごはん!その理由を管理栄養士が解説

パナプラス薬局の管理栄養士チームがお届けする“食と健康に関するコラム”。食に関するちょっとしたギモンや管理栄養士ならではの専門的なお話まで、チームメンバー8人が発信しています。本日は「ダイエット中の朝ごはん」についてです。

ダイエット中、食事量を減らしたいからと朝ごはんを抜いていませんか?朝ごはんは1日のエネルギーの源。たっぷりと食べることでダイエットを成功へと近づけることができるんです!

朝ごはんはたっぷりと食べてOK

朝食をたくさん摂って夕食を減らした場合と、朝食を減らして夕食をたくさん摂った場合では、食事の内容や量は同じでも、前者の方が体重減少を期待できます。というのも、食事によって体に取り入れられたエネルギーは、体を動かしたり、脳を働かせるのに使われるから。朝に摂取したエネルギーは、日中のそういった活動によって十分消費することができるのです。

一方で夜は活動量も減るため、日中と比べるとエネルギーが使われず、蓄える方が有意に働いてしまいます。それに加えて、朝食を欠食すると昼・夕食時に食欲が増進され、結果的に食べすぎたり、高カロリーの食品を摂取してしまうという傾向も。

また、朝食後は血糖を一定に保つインスリンの効きが良いため食事によって上がった血糖値が速やかに適正値に戻りますが、夕食後では朝食後に比べインスリンの効きが悪いため高血糖が維持され、結果、体は糖を脂肪に変えて蓄えてしまいます。このように、朝を欠食したり、摂取する量が少ないことは、逆にダイエットを失敗させる原因になり得るのです。

ダイエット中の食事の回数は?

食事の回数は、1日2回、もしくは3回がメタボリックシンドロームの予防には適していると言われています。

1食や逆に多すぎる回数は、肥満の原因となるため栄養学的にはおすすめできません。1日1食と少ない場合、次の食事までの時間が極端に長くなってしまいます。そうすると体は危険を感じるため、効率よくエネルギーを取り込み体に蓄えようとし、結果肥満に繋がります。

食事回数が多い場合は、単純に摂取エネルギーが多くなってしまいますね。また、朝から寝るまでだらだらと食事を続けることはそれだけで肥満のリスクをあげてしまうのです。

食物繊維は昼・夕まで効果的?

最後に食事についての豆知識を。皆さんは、「セカンドミール効果」というものをご存じでしょうか?これは直前の食事が次の食事に影響するという考え方で、つまり朝食は昼食に、昼食は夕食に影響を及ぼすという考え方です。

このセカンドミール効果を十分に発揮するのが、水溶性食物繊維のイヌリンです。イヌリンは玉ねぎやごぼう、菊芋などに多く含まれています。なので、朝食に菊芋を摂取し、朝食後・昼食後・夕食後の血糖値を調べてみると、昼食後だけでなく夕食後の血糖値にまで影響を与えると言われています。今回は菊芋を例に出しましたが、朝食に食物繊維を摂るのは栄養学的にもおすすめなんです。朝はバランスを考える余裕がないという方は、菊芋パウダーやイヌリンパウダーといった手軽に取れる粉末タイプの商品を取り入れるのも◎ 

朝の食事がその日一日に影響を与えることを意識して、朝食の内容を考えてみてくださいね。

パナプラス薬局管理栄養士チームよりおしらせ

パナプラス薬局では全店舗に管理栄養士が常駐しており、日頃から外来患者様を中心に栄養指導、栄養相談を行っています。

OTC商品(健康補助食品)購入に関するアドバイスや、専任の管理栄養士による「有料栄養相談プログラム」のサービスも行っておりますので、気になる方は各店舗までお気軽にご相談ください。

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