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先人の失敗をバネにした「稲むらの火」


「実れば実るほど頭を垂れる稲穂かな」

先日、
この格言をメンターの草分さんの講演でお話もらって、昔読んだ本に書かれていた物語のことを思い出しました(^^♪
上の格言は誰のものか不明とされていますが、
それでも取り上げられるほど大事な格言。


その格言とセットで取り扱われていたマネジメントの物語。
非常に学び深い、物語「稲むらの火」についてです(#^^#)


本にもなっていますが、実は学校の道徳の本にでてるくらいの本✨

1854年(安政元年)12月に起きた、
のちに安政東海地震とよばれた地震。
作中に登場するのが実在した、「濱口梧陵(ごりょう)」が、
未来を見据えて、そして今の人々に勇気を与えるためにしたことです!
以下、概要✨

↓↓↓↓↓↓

今から150年ほど前、広村に地震が起こりました。
いつもと違う海に、村人たちは津波を心配して広八幡神社に避難しましたが、被害がなかったことを喜びあいました。
ところが次の日のお昼過ぎ、
あわてて梧陵さんの家にかけ込んできた村人が言いました。

「えらいこっちゃ、井戸の水が枯れているぞ!」



夕方の4時。
きのうの地震とは比べものにならない大きな地震が起きました。
家が倒れ、かわらが吹き飛びました。ドーッという、大砲がとどろくような音が何度も聞こえ、黒いすじ雲がみるみる広がっていきました。
そしてついに大きな津波が押し寄せてきました。

「にげろ!丘にあがれ!津波が来たぞ!」

梧陵さんは波にのまれながらも必死で村人たちにそう叫んで、広八幡神社へと避難を呼びかけました。

津波は川をさかのぼって家や田畑を押し流したあと、今度はすごい勢いで海へ引いていきました。
あたりはひどいありさまで、おとなも子どもも家族をさがして叫びまわっています。
梧陵さんは、暗やみでどこへ逃げればいいのかわからずさまよっている人がいるにちがいないと考えました。
とっさに、
「そうだ。もったいないが、あの丘の稲むらに火をつけよう」
と、積み上げられた稲の束に火をつけてまわりました。

すると、逃げおくれた村人が次から次へと火を目指して丘にのぼってくるではありませんか。
「ああ助かった、この火のおかげや」9人目の村人が避難を終えたそのときです。さらに大きな津波が押しよせて、稲むらの火も波に消されていきました。

津波で家族や家、仕事を失った村人たちはうろたえるばかりでした。
村を捨てて出て行こうとする人もいました。梧陵さんは考えました。

「このままでは村がほろびてしまう。広村で生きていける方法はないものだろうか…。よし、浜に堤防を築こう。村人に働いてもらってお金を払い、生活に役立ててもらおう。そうすればきっと、生きる希望もわいてくるはずだ。」

地震のあとの炊き出しで、蔵の米もすっかりなくなっていましたが、梧陵さんは家族や店の人に村を守りぬくための協力を求めました。

広村の人たちは、梧陵さんの決断に心の底から感謝しました。
畑の仕事や漁の仕事をしながら、一所けん命に働いて堤防を造っていきました。
4年がかりで大きく立派な堤防が完成し、海側には松の木を、土手には、はぜの木を植えました。
長い年月がたちました。広村に大波がおそってきましたが、村は堤防のおかげで守られました。大きい地震があったときにも、津波は村に入ってきませんでした。
今も広村堤防は広川町の人びとを守り続けてくれています。

↑↑↑↑↑↑

ちゃんと実在した実話。
実は、今は国語の教科書に小学生向けにも今はのせられているそうですが、
僕は大学生の時に知りました!!
今は、漫画や子供向けにも本が出ていてびっくりです♬♬

子供の教材にはいずれ取り入れたいとずっと考えていたのですごくよかったです✨✨
ぜひ、読んでみてください!!


過去の失敗から先を見据えて、先人がいかに努力してきたかがわかる物語です♬
1946年(昭和21年)12月21日に昭和南海地震が起こり、4mの津波がおそいましたが、この時作られた堤防に守られた地域は無事だったとのこと!!

当時のマグニチュードは8.4Mと、
東日本大震災と同じくらいのエネルギー波!!

津波の経験を知らない当時の村人は稲村の火に集まり、
そしてなくなってしまった。だからこそ、堤防で守ろうという発想と、
それを創るために時間と財を投じたのですね!(^^)!

約50年に一回のペースできている大型地震、

・安政東海地震
・昭和南海地震
・阪神淡路大震災
・東日本大震災
・南海トラフ地震(プレートが3枚重なっているので、東日本大震災から間もなく,,,)

その経験と歴史から学び、
同じ失敗をしないようにしたから今があるのですね♬


未来のために、みんなで堤防を作り上げよう!といったビジョンと、
そのために雇用を生み出した、まだ日本に会社という概念がないときからこの動きをしていた方の物語でした♬♬

志事への励みになります!!貢献しまくります♬