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【連載小説】「恋するスピリチュアル」⑤~文学賞の内側って・・・!?


さて、文学賞に一度でも応募してみた事がある人なら分かると思うが、
私はまったく、箸にも棒にもかからなかった。

すでに時代はデジタルに移行しており、年々、紙媒体の書籍数が減少している時でもあった。

雑誌の売り上げ数よりも、小説の応募者数の方が多いなどと揶揄されていた頃だ。
そんな狭き門の文学賞に、素人の私が応募したからと言って、賞に入る事など当然だが、なかったのだ。

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