見出し画像

はじめての体外受精12 ~判定日、その後~

いよいよ判定日


7/21(BT12)移植から12日後、
いよいよ判定日当日。

移植後に猛烈な腹痛と
生理並みの出血があったり
不安要素がたくさんありましたが、
わが子の生命力を信じようと思いました。

その日は仕事で出社していたのですが、
なんだかソワソワして
あまり集中できなかったです。

クリニックに到着し、受付後
看護師さんに番号を呼ばれて個室へ。

そして紙を渡され、

その紙には・・・・・・




紙に書かれた
「ご妊娠おめでとうございます」の文字に、

嬉しいというよりは、
ちゃんと着床してくれたことに
安心したのを覚えています。

不妊治療を初めて1年ちょっと。
生まれて初めて見る、「陽性」でした。

妊娠4w3dとの事でした。

その後、院長先生との診察でも
「良かったですね!」と言っていただけて
hcg(妊娠すると出るホルモン)も
880とかなり高めの数値が出ていたそうです。

陽性判定が出たら、
当日夜から
ルトラールを1日3錠(朝昼晩)と、
エストラーナテープも継続となります。

ここから1週間ごとに、
胎嚢確認、心拍確認と進んでいき、
その後晴れてクリニック卒業、産科へ転院。
という流れです。

帰って夫に報告すると
すごく喜んでくれましたが、
わたしはまだ不安が拭えずにいました・・・。

陽性確認後の身体の変化と、不吉な予感


陽性判定を頂き
「ご妊娠おめでとうございます」
と言われても、
どこか自分の事だと実感がわきませんでした。

BT9くらいから出血(鮮血)が
10日近くも続き、
早い人だと4週くらいから症状のある
「つわり」の兆候も全くなかったからです。

胸はやや張っているし
高温期は維持をしているようでしたが、

激しい腹痛と出血は珍しいという
院長先生の言葉も引っかかったし、

不安で検索魔にもなってしまい、
「流産してしまうのでは」と
最悪なことも頭をよぎっていました。

陽性判定後、
Twitterのマタ垢(マタニティアカウント)へ
移行しましたが
近い週数のフォロワーさんと比較してしまい、

とっても不謹慎ですが
「つわりが始まっていいな…」なんて
思ってしまったりしました。

どちらかというと陽性判定後の方が、
毎日不安だったかもしれません。

妊娠検査薬を使ってみた

胎嚢確認までの間の
不安な気持ちを払拭するべく、
妊娠検査薬を使ってみることにしました。

7/25(BT16)と7/27(BT18)の
2回使用しました。

※検査薬の画像出ます





あれ??
明らかに薄くなってる・・・?

そこからまた検索魔になり、
知恵袋やブログで検査薬が薄くなっても
胎嚢確認できた人を必死に探したり、
安心できる材料を探して
気持ちを落ちつけました。

陽性判定後、
ほぼ毎日夕方に計っていた体温も
胎嚢確認前日には平熱に下がっていました。

でもきっと赤ちゃんは大丈夫、大丈夫・・・。

そう信じるしかありませんでした。

胎嚢確認日

子宮外妊娠疑惑

7/28(BT19)
判定日から1週間が経ったので、
胎嚢確認の為にクリニックに行きました。

クリニックに着き、
最初に院長先生による
内診のエコーがありましたが、


「あれ?」


と雲行きの怪しい一言。

そこから、エコーを動かして
何かを探しているようでしたが、

「胎嚢が見えませんね。血液検査をしましょう。」

と言われ、すぐ採血になりました。

ああ、赤ちゃん、だめだったんだ・・・

ここで自分の状況を察してしまった私は、
ひたすら溢れてくる涙を抑えながら、
受付で採血の結果を待ちました。

夫にも
「ダメだったかもしれない。」とLINEし、
この血液検査の結果を待っている時間は、
死刑宣告を待つような気持ちでした。

せっかく赤ちゃん来てくれたのに
どうしてこんな事になっちゃったんだろう??

その後、30分くらいして
院長先生の診察室に呼ばれ、
「今回はだめだったね」と・・・。

子宮外妊娠
(=子宮ではなく、卵管等、別の場所に着床してしまう事)の疑い
で、

赤ちゃんはおらず、
hcgの数値は既に下がっていたという事でした。
赤ちゃんは、
出血と一緒に流れてしまったのでしょう。

まだ凍結されている受精卵が3個あるので、
リセットを待って再び移植周期に入ります。
(移植は9月中旬の予定)

今飲んでいるルトラールとエストラーナテープは、すぐに中止してくださいと言われました。

かわりに次の移植に向けて、少し間を空けて
プラノバールという薬の服用が始まります。


その後クリニックを出て、夫に泣きながら電話し、
家に帰ると夫は「よく頑張ったね」と
玄関先で抱きしめてくれました。

いつも精神的に支えてくれる夫に
改めて感謝したいです。

妊娠も出産も、奇跡の連続なんだと思い知らされました。




いいなと思ったら応援しよう!