子どもの興味はあしがはやいが、腐りはしない
「2022年 9月 地域立的学校 風のかたちスタート」
「毎週月曜日 プレプレオープンデイ」
子ども達に、
「やりたい」と言われたときに、
「はい、どうぞ」と応えられないと、
「もう、いいや」となる。
子どもの興味はとても新鮮で腐りやすいのです。
もちろん、内容によってはすべてには応えれません。
じゃ、応えられなかったからといって鮮魚のように腐ったかというとそうでも無いときもある。
違う形に興味が移っている。
なのでこちらも、応えられなかったからといってあまり執着しないようにしています。
その事やその日などが終わって最終的に、
「あー楽しかった」
という感覚はきっと、やりたい作業ができたかどうか?ではなく、
出来ても出来なくても(成功しても失敗しても)トライできたかどうか?
喉が渇いたときジュースじゃなく単なる水を飲んでも美味しい感覚というか・・・
「あー楽しかった」の手前には
「やってみた」という感覚があって、結果として
「満足する」とか「幸せ」とかがあるのかと思います。
良く言われるのが
「椅子を作りたい!!」
とか
「何か作りたい!!」
子どもが木で作りたい気持ちがあるとき出てくるフレーズの2トップがこれだと思ってます。
しっかりした椅子ができあがること
や
作り上げることだけが目的で、「椅子を作りたい」とか言っている訳ではなく、
「やってみることが楽しそう」という欲求を満たすため。
だったら、こちらができる限り、子ども達にはやってみてもらいたいと思っています。
工作イベントなどをやると、結構いるのが、子どもの代わりに親がやってしまうパターン。
「それだと出来ないんじゃない?」とか「こうやってやる方がさ」とか頼まれてもいないのに口を出すパターン。
もう少しじっくり見守ってあげられると「やってみることが楽しそう」という欲求を満たせるのではとよく感じます。
大抵時間に追われていることが多いです。
確かに出来なかった場合は、すねたり不満も出るかもしれません。
でも、それと、「やってみることが楽しそう」とは別の問題。
出来なかったということに対する不満であって、やってみたことに対する不満ではありません。
やってみて出来なきゃやめるというのも当たり前の選択肢の一つで、「やってみること」を奪う必要は無いのです。
風のかたちに来るかたにはあまりいないかもしれませんが、
自分もできる限り手も口もだしません。
大人が率先して「やろうか?」と声かけするのではなく、
上辺では「必要なら言って」くらいのスタンスで、
内心ハラハラしながら「頼まれるまでは手も口もださない」
と自分に言い聞かせる。
ただ、こんなスタンスだとケガもするかもしれませんが・・・
(大きなケガは事前に防ぐよう努めます)
足がはやい子どもの興味に、すぐ応えてあげるには
完成品の最終形を思い描くことより、その場ですぐやってみてあげられる環境をどう整えるかが大切になりそうです。
もちろん親の理解も大切です。
理解を得るために、時間を掛けています。
今後ともよろしくお願いいたします。
公式ラインはこちら↓
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風のかたち by パリンドロムス
ヒデ