原点回帰イラスト…青春時代、小野塚カホリ先生が好きでした
オリジナル記事掲載日:2020年1月10日
なんだか最近
あまりゆっくりできないし、
好きな人物画も
なかなか描けないので
「昔よく描いていた
タイプの絵」
を描いてみました。
15分くらいで描けた。
こういうタイプの絵は多分
小野塚カホリ先生の
影響を受けているんですよねえ。
高校の頃すごく読んでました。
たぶん98年〜2002年辺りの
小野塚作品をほぼ読んでるはず。
友人がめっちゃ持ってたから
求めなくても流れてきていたものの、
自分でもいくつか購入したり。
BL(ボーイズラブ)モノも
読んでたけど、
小野塚先生は異性間恋愛の
話の方がドロドロしてて
すごかったですねえ。
NICO SAYSとか未だに内容を
忘れられないもんなあ。
18歳以上は検索してみてください。
物語としては胸糞悪い内容です。
(褒め言葉)
彼女の描くBLも、
当時流行っていたBL漫画とは
一線を画していて
それがすごく好きでした。
掲載誌の雰囲気とも
まるでかけ離れていて、
「なぜこの人はこの雑誌で、
というか、なぜ、
BLを描いているのだ。
他のジャンルでも
充分に描けるだろう」
と思ったものです。
でもきっと、BLでないと
描けない何かが
あったんだろうなあ。
気づけばわたし自身、
BL趣味から遠ざかって、
(腐女子って卒業できないと
思ってたけど卒業できるんすね)
いつの間にか小野塚作品からも
遠ざかっていました。
で、今日ふと検索してみたら
最新作が2015年で
止まっていらっしゃいました。
しかもGoogleの検索窓に
「小野塚カホリ」と打つと
予測検索で
「小野塚カホリ 引退」
と出るのです。
自分がかつて好きで
影響をめちゃくちゃ受けた
漫画家さんが、
今はもう描いてないかもしれない、
というのはなんだか悲しいです。
もう10年以上も読んでいないくせに。
わたしの描くものや
書くものに、もし
「他とは違う何か」を
感じてくれる人がいるとしたら、
それはたぶん小野塚先生の
影響もあるんだろうなあ、と思います。
あの退廃的な感じ、
綺麗な体のライン、
ひりひり灼けつくような空気、
それと同じ熱量の心、
か細いのに心が強い少年たち、
情緒不安定で目の死んだ少女、
一方、図体だけでかくて
心が脆く初心な大の男。
ふっ。
高校時代の自分を思い出すと、
ついポエマーになっちゃうぜ。
もしもあなたがもう描いていなくても、
わたしはその魂を受けついだ
何かを描くんだろう、と思います。
三つ子の魂百まで。
高校生で受けついだ魂も百まで。
ごきげんよう、さようなら。
※かつてのわたしのように
小野塚カホリ先生を
好きだった人たちに
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