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やりたいことがわからない時の特効薬は、とりあえず動くことだ

やりたいことがわからない。というか、厳密には「やりたいこと」は沢山あるのだが、どれも具体性がないと気づいた。

たとえば「漫画を描く」ひとつにしても、具体的な「自分が漫画を描く像」が見当たらない。

雑誌で描きたいのか、ネットで連載したいのか、出版社を介したいのか、自分一人で自由にやりたいのか。

お金を稼ぎたいのか、お金なんかいらないからただ描き続けたいのか、SNSでバズりたいのか、沢山の読者が欲しいのか、自分の作品を好きな数人がいれば満足なのか。

選択肢を色々出してみるが、「全部なんか違う」という気持ちにしかならない。
何なのだ。イヤイヤ期の幼女か。

漫画は描きたいし絵も描きたいし文章も書きたい。なんなら歌も唄ってみたい。高校生の時に演劇部で役者と脚本を両方やっていたので、もう一度やれる機会があるならどっちもやりたい。

「じゃあ具体的にどこでどんな風にやりたい?」「どんな自分になりたい?」と他人に聞かれても、自分の心に自問してみても、「?」となってしまう。

「やりたい」しかないので、その先がない。

少し前までの自分は「やりたいことをやらせてあげる」すら自分に許可できてなかったので、まだまだヨチヨチ歩きの段階なのだろうか。
もう少し進んだら、さらに自分の心に向き合ったら、見えてくるような気もする。「具体的な像」が。

そしてこういう時は手を動かすしかねえよな、とも思う。頭で考え続けていい結果が出てきた試しがない。

悩み苦しむのは、頭だけで考えて一歩も動けない時だけだ。わたしだけでなく、およそ全ての人が。

だからこうして文章を書いている。「とりあえず動く」はやりたいことがわからなくなった時の特効薬だ。とりあえずやる。もがきながら。

いい歳こいて何を言っとるんだという感じがしなくもないが、いい歳こいてまだもがいている人間がいることを知ったら、勇気付けられる人もいるんじゃないか。と信じて、これを投稿する。

※今日のトップ画像は備中松山城へ行った時の写真です。

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伊藤巴(ともえ)@漫画家×カウンセラー
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